
とうとう新紙幣でも“エラー紙幣”が登場しました。一般的にエラー紙幣は、紙幣の状態やエラーの程度によって価格が異なりますが、今回のエラーは一見するとエラーだと気付きにくいものです。そのため、そのエラーの価値に驚く人もいるかもしれません。
あるはずのものがない
そのエラー紙幣が登場したのは、2026年4月11日に終了したコインオークション、第127回入札誌「銀座」です。新紙幣である北里柴三郎の千円札が25万円(手数料込みで29万1250円)で落札されました。手数料込みで考えれば、額面の290倍ともなる金額です。一体どんなエラーなのか、解説していきます。

今回落札された紙幣を見てエラーに気付かない人も多くいるでしょう。一見すると通常の紙幣のようですが、よく見ると何かが変なのです。それは、あるはずの“ホログラム”が付いていないのです。
「途中で剥がれたのでは?」と思う人もいるでしょう。しかし最新の技術が使われている新紙幣において、剥がれるといったことが起こり得るのでしょうか? また、最初からホログラムが付いていなかったとしたら、一体どうしてそのようなことが起きたのか、不思議でなりません。
基本的に、新しい紙幣になればなるほど印刷技術が向上するため、エラーは起こりにくいと言ってよいでしょう。とはいえ、今回の新紙幣でもこのようなエラーが発生したため、この1枚だけではなく、ほかの紙幣にもあり得ると言ってよいかもしれません。
評価は「VF」で、使用感あり
今回の北里柴三郎の千円札のグレードは、銀座コインオークションのWebサイトによると「VF」とあります。VFとは美品程度の評価ということ。つまり未使用ではなく、しかも折り目もあることから使用された形跡があります。もしかしたらたまたまお釣りでもらった千円札のホログラムがなかったといった可能性もあります。
記番号(紙幣に記載されているアルファベットと数字)を見ても“AB”から始まっており、決して初期発行の“AA”から始まるものではありません。果たしてこの1枚だけなのか、それとも複数枚こうしたエラーが発生しているのかは分からないものの、使用済みの紙幣でも確認するとお宝を発見できるかもしれません。
額面の290倍となるお宝、果たしてほかにもあるのでしょうか? お釣りをもらう時などの楽しみが増えそうですね。
<参考>
第127回入札誌「銀座」 Lot番号:621 北里柴三郎1000円札 2桁 AB483336KE ホログラムなしエラー







