開湯は、1300年前、行脚僧「行基」によって発見されたという歴史の古い温泉で、天下の薬湯として著名な温泉でした。湯田中温泉郷の中でも最大の湯量を誇り、宿も57軒と規模も最大です。
《外湯巡り》は、「一浴十年」といわれる渋温泉の名物です。一度入浴すると十年寿命が延びるというわけです。外湯は下記に紹介する9湯あり、いずれも無料ですが、鍵がないと入れない仕組みになっています。
鍵は、温泉宿で借ります。併せて巡浴手拭いを買うと良いでしょう。各外湯の入り口前にスタンプが置かれていて、各湯の朱印を押せば、外湯巡りのいい記念になるばかりでなく、渋温泉外湯のご利益の説明や地図が書かれた説明書がついていますので、外湯巡りの目に目を通しておくと、効率よく順番に回れ、各湯の薬効が分かるので、効き目を感じながら浸かれるというわけです。
外湯には、必ずしも開湯の歴史の順番ではないようですが、番号がついています、僧行基が最初に発見したという「初湯」から時計の針と逆方向にまわれば順番に回れます。
外湯の各湯は地元の温泉組合が管理・メンテナンスして、朝8時から夜の10時までが利用時間帯となっています。
- 一番湯・初湯:胃腸の湯・単純泉・66度・1.0712mg
- 二番湯・笹の湯:仕上げの湯(病気回復期)・単純泉
- 三番湯・綿の湯:おできに効く・含石膏食塩泉・pH:4.78
- 四番湯・竹の湯:慢性痛風ほか・塩含有石膏性苦泉
- 五番湯・松の湯:神経痛に効く
- 六番湯・目洗い湯:眼病に効く,美人の湯・単純泉
- 七番湯・七繰の湯:7回入れば全快の湯・鉄分の多い単純泉
- 八番湯・神明滝の湯:婦人病,子宝の湯・単純泉
- 結願湯・大湯:渋温泉を代表する名湯。万病に効く総仕上げの湯
- 満願・高薬師(薬師如来):最後にお詣りして満願成。大湯の前の高台にあります。
・制作:01/10/30・更新:04/04/13
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