
終わりの見えない物価高。食品やガソリン、推しのコンサート代などいろいろなものが値上がりする中、「特にこれはしんどい」と感じるポイントは人それぞれです。All About編集部が実施したアンケートには、実にさまざまな声が寄せられました。
今回はその中から、大阪府に住む62歳男性の「物価高で一番苦しいと感じること」を紹介します。
レジで金額を見て思わず買う物を減らした
【回答者プロフィール】
・居住地:大阪府
・年齢:62歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:4人
・雇用形態:正社員
・職業:病院事務職
・世帯年収:約550万円
・貯蓄:約900万円
男性が物価高で一番苦しいと感じることは「食費」だといいます。
「特に肉や魚の値上がりを強く感じます。例えば以前は国産牛の切り落としが100g300円前後で買えましたが、最近は400円以上のことが多く、買う回数が減りました。代わりに鶏むね肉や豆腐を使う料理を増やしています。サバの切り身も以前は1切れ120円ほどでしたが、最近は180円近いこともあり、安い冷凍魚を選ぶことが増えました」
さらに、最近の心境について伺うと、「スーパーで買い物をしているとき、以前は3000円ほどで済んでいた量が、同じ感覚でカゴに入れると5000円近くになっていて驚きました。レジで金額を見て思わず買う物を減らしたことがあります。周囲の人と話していても、外食の回数を減らしたという声が多く、わが家も同じ状況です。普通に暮らしているだけなのに、出費がどんどん増えていく感覚に少し気持ちが沈むことがあります」と、家計の厳しさを物語るエピソードを語ってくれました。
そんな中、男性はどのように家計を管理しているのでしょうか。生活のやりくりのポイントを聞きました。
「買い物は特売の日を利用して、週に1度まとめて行きます。冷凍保存なども活用して、無駄を出さないようにしています。電気代対策としては、使っていない部屋の照明やエアコンはこまめに切るようにしています。小さなことですが、積み重ねると違いが出てきます」
「医療費や生活費が今より高くなる可能性も…」
知恵を絞って物価高から家計を守っている男性ですが、将来についてはどのように考えているのでしょうか。
「もし物価上昇がこのまま続けば、年金生活に入る頃には、負担がかなり大きくなっているのではないかと感じています。医療費や生活費が今より高くなる可能性もあり、そこが一番の不安です。一方で、健康を保ちながらできる範囲で働き続け、生活費の足しにできる状態でいたいという思いもあります」
最後に、この苦しい状況を打破するために何が必要だと思うか、国や社会に求めることや、自分自身が現状を変えるために検討していることを聞きました。
「国や社会には、生活に直結する食品や光熱費の負担を少しでも抑える政策を期待しています。特に電気やガス料金は家計に直結するので、長期的な対策が必要だと思います。自分自身としては、少額投資で資産を増やすことや、空いた時間にできる副収入の方法を探すことも考えています。将来の不安を減らすため、少しずつでも備えていきたいと考えています」
<調査概要>
物価高で一番苦しいと感じることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:76人、女性:173人、回答しない:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールなどは、編集部で一部改変している場合があります。






