
終わりの見えない物価高。食品やガソリン、推しのコンサート代などいろいろなものが値上がりする中、「特にこれはしんどい」と感じるポイントは人それぞれです。All About編集部が実施したアンケートには、実にさまざまな声が寄せられました。
今回はその中から、愛知県に住む35歳男性の「物価高で一番苦しいと感じること」を紹介します。
稼ぎの少なさと将来への不安で非常に落ち込み……
【回答者プロフィール】
・居住地:愛知県
・年齢:35歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:4人
・雇用形態:正社員
・職業:自動車製造業(品質管理・基板解析)
・世帯年収:650万円
・貯蓄:400万円
男性が物価高で一番苦しいと感じることは「食費」だそう。
「特に以前は週末の楽しみにしていた1パック1500円前後の国産牛ステーキ肉は、今や2000円を超えてしまい完全に諦めました。また、日々の食卓に欠かせない卵も1パック100円台だったものが、250円前後まで値上がりしたため、特売日以外は購入を控えるか、安価なプライベートブランドの加工食品でかさ増しするなど、明らかに質を落とした献立が増えています。スーパーのレジで、以前と同じような買い物をしたはずなのに、支払額が1.5倍近くになっていた時は、計算間違いを疑うほどの衝撃を受けました」
男性は周囲の家庭と比較してしまい「子どもの習い事の月謝や用品代が相次いで値上げされた際、周囲の家庭が平然と継続させている中で、わが家だけが『これ以上の出費は無理だ』と家計簿を前に頭を抱えた時は、自分の稼ぎの少なさと将来への不安で非常に落ち込みました」といいます。
このまま物価高が続いたら
そんな中、男性はどのように家計を管理しているのでしょうか。生活のやりくりのポイントを聞きました。
「徹底した『ポイ活』を実践しています。複数のクレジットカードやポイントサイトを使い分け、日用品の購入は、ポイント還元率が最大になる日を狙います。また、スマホを格安プランへ乗り換えたり、ネットスーパーのクーポンをフル活用したりして、固定費と変動費の両面から1円単位の節約を積み重ねています」
知恵を絞って物価高から家計を守っている男性ですが、将来についてはどのように考えているのでしょうか。
「このまま物価高が続けば、子どもたちの進学費用を十分に確保できなくなるのではないかという強い不安があります。5年後には教育費がピークを迎えるため、貯蓄を切り崩す生活にならないか心配です。希望としては、資産運用や副業が軌道に乗り、物価上昇率を上回る所得を得ることで、家族でたまの外食を気兼ねなく楽しめるような、精神的にゆとりのある生活を送っていたいです」
現在の生活だけではなく、将来の教育費の確保への不安がうかがえます。
最後に、この苦しい状況を打破するために何が必要だと思うか、国や社会に求めることや、自分自身が現状を変えるために検討していることを聞きました。
「国には一時的な給付金ではなく、抜本的な減税や社会保険料の負担軽減を求めます。手取り額が増えない限り、消費は上向きません。自分自身としては、現状を変えるためにビットコインや株式への投資を継続し、資産の目減りを防ぐ対策をとっています。また、クラウドソーシングなどの副業を通じて収入源を複数持ち、会社の給与だけに依存しない自立した家計基盤の構築を検討し、実践しています」
<調査概要>
物価高で一番苦しいと感じることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:76人、女性:173人、回答しない:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
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