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住民税非課税世帯はゴミ袋がもらえる?自治体ごとの支援制度を解説

住民税非課税世帯に認定されると、税金や保険料の軽減だけでなく、日々の生活に直結する行政サービスでもさまざまな優遇を受けられる場合があります。今回は、ゴミ袋代の減免を提供している自治体サービスの実例について見てみましょう。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

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住民税非課税世帯に認定されると、税金や保険料の軽減だけでなく、日々の生活に直結する行政サービスでもさまざまな優遇を受けられる場合があります。

その1つが、一部の自治体で指定されている「ゴミ袋」の費用です。ゴミ袋代は、1回分においてはわずかでも、積み重なれば固定費となります。住民税非課税世帯や生活保護世帯にとって、この負担が軽減されることは支出を抑える助けになります。

今回は、ゴミ袋代の減免を提供している自治体サービスの実例について見てみましょう。

住民税非課税世帯だとゴミ袋代などが自治体からもらえるの? ※画像:amanaimages
住民税非課税世帯だとゴミ袋代などが自治体からもらえるの? ※画像:amanaimages

住民税非課税世帯とは?

住民税非課税世帯とは、「世帯全員」の所得が一定以下で、自治体に納める住民税がかからない世帯のことです。

住民税には、所得に応じた「所得割」と一律の「均等割」がありますが、この両方が課税されていない状態を指します。所得割・均等割とも非課税となるのは、以下の場合をいいます。

・生活保護法による生活扶助を受けている方

・障害者・未成年者・寡婦又はひとり親で、前年中の合計所得金額が135万円以下(給与所得者の場合は、年収204万4000円未満)の方

・前年中の合計所得金額が区市町村の条例で定める額以下の方

〈東京23区内の場合〉

・単身者の場合(扶養家族なし)

所得金額が45万円以下。給与収入のみの場合、年収に換算すると110万円以下となります。

・家族を扶養している場合

扶養家族がいる場合の所得基準は、以下の計算式で求められます。

・35万円×(本人+扶養親族等の合計人数)+31万円以下

給与所得者の年収目安に当てはめると、以下のようになります。

・3人世帯(夫婦+子1人):所得136万円以下(年収約205万円以下)

・4人世帯(夫婦+子2人):所得171万円以下(年収約255万円以下)

※基準は自治体(級地)により多少前後するため、詳細は市区町村の窓口やWebサイトでご確認ください。

参照:個人住民税|暮らしと税金|東京都主税局

指定ゴミ袋の無料配布がある自治体の例

家庭ごみの有料化を行っている自治体では、生活支援の一環として指定ゴミ袋を無料配布する制度があります。ゴミ袋は1枚45円~75円ほどで、配布枚数は自治体ごとに異なりますが、多い場合は年間で最大80枚程度が交付されるケースもあり、家計の負担軽減につながります。

ただし、対象条件は自治体ごとに細かく定められており、単に「住民税非課税世帯」であるだけでは対象とならない場合もあるため注意が必要です。

●東京都多摩市
多摩市では、以下の一定の条件を満たす世帯に対し、有料指定袋を一定枚数(年度ごとの上限あり)無料で交付しています。

① 生活保護受給世帯

② 児童扶養手当受給世帯

③ 特別児童扶養手当の支給を受ける方が属し、かつ、世帯全員が市民税非課税の世帯

④ 在宅で生活している愛の手帳(知的障がい1級・2級)の方が属し、かつ、世帯全員が市民税非課税の世帯

⑤ 在宅で生活している精神障害者保健福祉手帳(1級)の方が属し、かつ、世帯全員が市民税非課税の世帯

⑥ 在宅で生活している身体障害者手帳(1級・2級)の方が属し、かつ、世帯全員が市民税非課税の世帯

⑦ 75歳以上のみで構成される世帯で、かつ、世帯全員が市民税非課税の世帯

※このように、多摩市では「住民税非課税世帯」であること単独では対象とはならず、上記のような条件と組み合わせて要件が設定されています。

【申請先】
申請の受付は、エコプラザ多摩です。受付時間は平日および祝日の8時30分から17時まで(土曜日、日曜日、年末年始を除く)。

【交付枚数】
申請時期、申請する世帯の人数などにより交付される枚数が異なります。詳しい枚数は画像の通り。

多摩市公式ホームページより
多摩市公式ホームページより

年度始めの4月に申請すると、指定枚数全てを受け取れます。後になればなるほど、枚数が減ります。

【申請に必要なもの】
・身分証明書(マイナンバーカード・運転免許証・資格確認書・障害者手帳などの本人確認ができるもの)

参照:有料指定袋の減免制度|多摩市公式ホームページ

東京都調布市

調布市では、一定の条件を満たす世帯を対象に、申請に基づき、年度内(4月1日から翌年3月31日まで)に限り、指定収集袋(S袋またはM袋)および特定廃棄物処理券を交付する制度があります。

対象となる世帯の要件や申請先、持ち物の詳細については、以下のとおりです。

【対象世帯・申請先・持ち物】

調布市ホームページより
調布市ホームページより

【交付枚数】
交付される枚数は、申請する月によって異なり、1組(10枚)単位で上限が設定されています。申請が遅くなるほど受け取れる枚数は少なくなるため、早めの手続きが重要です。2026(令和8)年度の申請受付は4月1日以降となっています。

・4月:10組

・5月:10組

・6月:9組

・7月:8組

・8月:8組

・9月:7組

・10月:5組

・11月:5組

・12月:4組

・翌年1月:3組

・2月:3組

・3月:2組

参照:ごみ処理手数料の減免 | 調布市

●鳥取市
「要介護4・5の非課税独居高齢者」または「家族介護用品購入助成世帯」を対象に、可燃ゴミ指定袋(中サイズ)を無料交付しています。

【申請先】
・鳥取市役所:福祉部長寿社会課管理係

【交付枚数】

・独居高齢者世帯には、1回につき30枚を交付(年に2回)

・家族介護用品購入助成を受けている世帯には、1回につき20枚を交付(年に3回)

まずは申請先に連絡し、詳細を確認してみましょう。

参照:有料ごみ袋の負担軽減措置について知りたい。(FAQ)|鳥取市コールセンター

まとめ

住民税非課税世帯へのゴミ袋配布は、自治体ごとに「対象者の条件」や「申請場所」が異なります。日々の生活に欠かせない消耗品だからこそ、まずは自分の住む地域の広報紙やホームページで「ゴミ袋 減免」と検索してみましょう。少しの手続きで、年間の固定費を確実に減らすことができる、身近で心強い支援策です。

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