
物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。
All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。
物価高で買い控えるようになったもの
今回紹介するのは、秋田県に住む33歳女性の生活実態です。
【秋田県在住33歳女性世帯、1カ月の出費内訳】
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:システムエンジニア
・世帯年収:600万円
・貯蓄:500万円
・家賃(住宅ローン):5万円
・間取り:2LDK
・食費:5万円
・交際費:3000円
・電気代:1万円
・ガス代:3000円
・水道代:2500円
・車の維持費:6000円
女性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものの買い控えるようになったものがあるといいます。
「お菓子全般(チョコ・スナック菓子)、ジュース、ヨーグルト、冷凍食品、総菜パンなど。以前は気軽に買っていたが、今は特売の時だけにして、あまり買わなくなった。値段が上がったのに、内容量が減っていて割高に感じることが増え、まとめて買うと食費が高くなるため。優先度の低いものから減らさないと、家計が回らなくなってきたので、嗜好品や便利な食品は控えるようになった」
女性は、販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」について、「原材料高騰で仕方ない面もあると思うが、分かりにくい形での値上げには、不信感が残る。正直に価格改定してくれた方が、納得して買えると感じることが多い」とコメントし、メーカーへの不満が垣間見えます。
買わなくなったお菓子は、果物などで代用し、ジュースは麦茶や水に変更しているそう。そして、冷凍食品や総菜は簡単な自炊に切り替えました。「コストを抑えつつ量を調整でき、結果的に食費管理もしやすくなった」といいます。
娯楽に回せる分の余裕が減った
実は、女性はお菓子などのほかにも、物価高の影響で、頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。
「外食、カフェの利用、ネット通販での好きなグッズ購入。以前は気分転換に気軽に利用していたが、今は回数を決めたり、無料で楽しめるものを選んだりするようにしている。食費や光熱費などの固定的な支出が増え、娯楽に回せる余裕が減ったため。娯楽費を調整しないと、全体の生活費のバランスが崩れるので、優先度の低いものから減らした」
物価高で、好きなものまで奪われた厳しさがうかがえます。
「楽しみを諦める瞬間が増えて寂しい」
また最近は、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったそうで……。
「スーパーで好きなチョコレートの大袋を手に取ったが、以前よりかなり高くなっていて、棚に戻した。子どもと食べようと思っていたが、その日は特売の別のお菓子で我慢した。ちょっとした楽しみを諦める瞬間が増えて少し寂しい」
いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、女性は「子どもにまつわる食事、日用品、おやつやイベントと、最低限の食材の質や、通信費。生活の基盤や家族の満足度に直結する部分はなるべく削らないようにしている」といいます。
女性のように支出の中で優先順位を付けて家計にメリハリをもたせることが、物価高時代を生き抜くためには大切なのかもしれません。
<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






