Q. 「閉経すると糖尿病リスクが上がる」って本当?
Q. 「閉経を迎えた頃から、健診で血糖値が気になり始めました。特に食生活も大きく変えていないのですが、『閉経後は糖尿病リスクが上がる』というのは本当でしょうか?」
A. 女性ホルモンの減少により、糖尿病リスクは大幅に高まります
女性は閉経を迎えると、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少します。エストロゲンにはインスリンの効き目を良くする(インスリン抵抗性を改善する)働きがあるため、閉経するまでは、女性は「血糖値が上がりにくい状態」に守られていると言えるでしょう。
しかし、閉経によってこの「守り」が失われると、インスリンの効きは悪くなります。血糖値が上昇しやすくなってしまうのは、そのためです。また、女性ホルモンが減少することで、内臓脂肪も蓄積しやすくなります。これがさらなるインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病発症の引き金となるのです。それまで通りの食生活や運動習慣をしっかり保っていたとしても、安心はできません。
更年期以降の女性は、糖尿病予防のためにも以下の点を意識することが重要です。
- 内臓脂肪をためない食事:甘いものや炭水化物の過剰摂取に注意し、血糖値の急上昇を抑える
- 適度な運動の習慣化:筋肉量を維持し、インスリンの働きを助ける体づくりをする
- 定期的な血液検査:自覚症状がない段階から血糖値の変化を把握しておく
「今まで大丈夫だったから」という過信は禁物です。閉経後は体の仕組みが変わることを受け入れ、それまで以上に意識的な健康管理を行いましょう。毎日の少しの工夫と努力が、糖尿病リスクを抑える鍵となります。
さらに詳しく知りたい方は、「女性ホルモンが減ると糖尿病リスクが高まる? 更年期以降に血糖値が乱れるワケ」をあわせてご覧ください。







