年金・老後のお金クリニック

67歳女性です。遺族厚生年金と自分の年金を受給中。社会保険をやめたい場合の働き方は?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、遺族厚生年金と自身の年金を受け取りながら働く67歳女性からの質問です。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。※サムネイル画像:PIXTA

酒井 富士子

酒井 富士子

60代の得する働き方 ガイド

ファイナンシャル・プランニング技能士

経済ジャーナリスト。株式会社回遊舎 代表取締役。上智大学新聞学科卒業後、日経ホーム出版社に入社。「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに入社。「赤すぐ」(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から現職。近著に『60代の得する「働き方」ガイド』がある。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、遺族厚生年金と自身の年金を受け取りながら働く67歳女性からの質問です。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:67歳女性です。遺族厚生年金と自分の年金を受け取りながら働いています。社会保険をやめたい場合、1日何時間くらい働けばいいですか?

「67歳女性です。遺族厚生年金と自分の年金をもらっています。現在、社会保険と厚生年金の保険料を払っています。私は障害者手帳を持っているので後期高齢者医療制度に加入できるなら、社会保険を脱退したいと考えています。8時間勤務をしているので、もう少し時間を減らしたいとも思っています。1日何時間くらいがよいのでしょうか。厚生年金を払っていると、非課税の遺族年金が減っていくので、どうしたらよいのか迷っています」(なべさん)

社会保険の加入を外れたい(画像:PIXTA)
社会保険の加入を外れたい(画像:PIXTA)

A:社会保険を外れたいなら、勤務先の規模に応じて加入条件を下回る働き方に調整する必要があります

ご相談者は現在、1日8時間働いているとのことです。仮に週5日勤務であれば、週40時間働いていることになりますので、勤務先の会社規模にかかわらず、社会保険(健康保険と厚生年金)の加入対象になります。

障害者手帳を持っている場合、65歳から後期高齢者医療制度に加入できるケースもあります。そのため、まずはお住まいの自治体に確認し、加入できるかどうかを確かめるとよいでしょう。

一方で、会社の健康保険や厚生年金に加入し続けると、自分の老齢厚生年金額が増える可能性があります。ただ、その分、ご相談者がおっしゃるように遺族厚生年金の受給額が調整されることがあります。合計の受取額は多少増える可能性がありますが、遺族年金は非課税のため、自分の年金額が増えることで住民税非課税世帯に該当しなくなる可能性もあります。社会保険を続けるかどうかは、こうした点も含めて総合的に考える必要があるでしょう。

もし健康保険や厚生年金をやめたいのであれば、加入対象外となる勤務時間まで調整する必要があります。この条件は、勤務先の企業規模によって異なります。

勤務先の従業員数が51人以上であれば、週20時間以上働くと社会保険の加入対象となるため、週20時間未満に抑える必要があります。従業員数が50人以下であれば、週30時間未満となるよう調整するとよいでしょう。

そのため、1日何時間がよいかは、週に何日働くかによっても変わります。例えば、週5日働くなら、従業員数51人以上の会社では1日4時間未満を目安にする必要があります。働き方によっては、フルタイムではなく週3日程度の勤務にする方法も考えられるでしょう。

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