老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、65歳以降に納めた厚生年金保険料が、将来の年金額にどのように反映されるのかを解説します。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
Q:65歳以降に払った厚生年金保険料は、将来の年金に上乗せされますか?
「65歳から年金を月13万円ほど受け取りながら、パートで月11万円ほどの収入があります。厚生年金保険料も払っていますが、この分はあとから年金に上乗せされるのでしょうか?」(Hさん)

A:65歳以降に納めた保険料も、将来の老齢厚生年金額に上乗せされます
老齢厚生年金は、現役時代の収入(平均標準報酬額など)と、厚生年金に加入していた期間によって決まります。そのため、65歳以降も厚生年金に加入して働くと、加入期間が延びる分、将来受け取れる年金額は増える仕組みです。
例えば、月収約11万円で5年間(60カ月)厚生年金に加入した場合、増える年金額の目安は次のとおりです。
11万円×5.769/1000×60カ月≒年額約3万8000円(月額にすると約3200円の増加)
この増えた分は、その後一生涯にわたって受け取ることができます。
また、65歳以降も厚生年金に加入して働いている場合は、9月1日時点で加入していれば、前年9月から当年8月までの加入実績が毎年見直され、その年の10月分の年金額から反映されます。
実際に増額された年金が振り込まれるのは、10月・11月分が支払われる12月の支給日(通常は12月15日)からとなります。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)






