今年は国際サンゴ礁年。子供たちに美しい海を |
実はサンゴも木と同様に二酸化炭素を吸収して、酸素を排出するのです。しかも、その量がなんと木の6~16倍! 地球の温暖化を防ぐのに、一役も二役もかってくれているのです。今回は、エコにもつながるビーチリゾートへの旅のお話です。
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サンゴは木よりも二酸化炭素を吸収&酸素をつくる
元気なサンゴ礁は海の中の熱帯雨林 |
サンゴは二酸化炭素を吸収して、酸素を排出します。これは木の光合成と同様ですネ。しかも、木よりもその量が6~16倍というから、驚きです。しかも大気中にある炭素ガスを凝縮させ、固体に変える働き(カーボンシンク)も行います。サンゴが行うカーボンシンクは、炭素を半永久的にサンゴの中に閉じ込めます。サンゴはやがて白砂となって、海辺の動植物たちの暮らしを支えます。まさに、ぐるぐると回る海の恵のリサイクル。
日本の海を守ることにもつながる海流の関係
コーラルトライアングルの頂点、パラオ |
海には海流があって、潮の流れはこのコーラルトライアングルを上流とすれば、日本へと向かって流れています。日本はいわば下流のような存在。コーラルトライアングルのサンゴを育てることは、日本の海を豊かにすることにもつながるのです。
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