
世界の辺境地や国境には、日本人がほとんど訪れない場所があります。北朝鮮が目の前に見える国境の街、戦時下のロシアとウクライナ、宗教の聖地エルサレム……日本人が滅多に訪れない場所のリアルな姿とは?
チャンネル登録者30万人超の人気旅系YouTuber・SUこと陶山健人氏は、著書『世界史の食べ歩き方』の中で動画では語りきれなかった現地の緊張感や、メディア報道とは異なる意外な日常、そして歴史の舞台で味わう絶品料理の数々を余すことなく伝えています。
今回は本書から一部抜粋し、著者が目撃した「中国」のリアルを紹介します。
中国は世界一のファストフード大国
中国は世界最大の米国ファストフード大国です。政治的には米国と中国はバチバチの状態です。民主主義国家と共産主義国家という、思想対立する国なのに、中国人は世界で一番ファストフードを愛しているのです。
中国を旅行すると、どこへ行ってもスターバックスとマクドナルド、KFCを見かけます。尋常じゃない数の店舗数です。今までいろんな中国の辺境地に行きましたが、それらを見なかったことはありません。空港や駅、ショッピングモールや繁華街はもちろんですが、山奥の世界遺産の公園内や動物園の中や北朝鮮との国境の目の前などにもファストフード店が存在し、日本のコンビニ並みにあります。
ローカライズされたマックのバーガーが絶品

私は数えきれないほど中国でスターバックスやマクドナルド、KFCで食事をしてきましたが、おせじ抜きに美味しいです。中国に限らず海外訪問中に必ず現地のファストフード店に1回は立ち寄ると決めており、動画で毎回記録しています。とくに中国マクドナルドはローカライズされたメニューや新商品が多く、そのなかでもスパイシーチキンバーガーは絶品です。
「せっかく海外へ行っているのに、日本にもあるファストフードかよ~」という声もたまに聞くのですが、むしろ食べてほしいですね。現地でしか食べれない物、雰囲気、意外性を体験してください。
ファストフードがローカルな食堂より高い!?

上記の米国ファストフードチェーン店以外の類似のハンバーガー店やコーヒーショップも各地にあります。つまり、食の欧米化は凄まじい規模で広がっているということですよね。日本人よりも日常的に食べているかもしれません。
値段もローカルな食堂価格よりは遥かに高いのですが、それでも大体どこの店舗に行っても店内はお客で溢れかえっています。
政治的にも経済的にも世界覇権を狙う中国ですが、米国に食の市場を牛耳られている側面もあります。そんなことをアレコレ考えながら、中国国内で食べるハンバーガーも、旅の醍醐味のひとつとして提案したいことです。
陶山 健人(すやま・けんと)プロフィール
1989年生まれ。愛知県出身。地元大手企業で10年間の会社員時代を経て脱サラ。2018年YouTubeチャンネルを開始。登録者30万人超の「SU channel / 旅行」アカウントを運営し法人化。現在はSUポメロ株式会社の代表取締役。交通関連、エアライン、ホテル、海外渡航情報、現地グルメなどに精通しつつ日本人があまり行かない国や街、様々な国境エリアを実際に自ら訪れ、リアルな様子や体験談をわかりやすくまとめてコンテンツとして提供。視聴者を楽しませる現場主義スタイルが人気。実用的な旅行情報と親しみやすい人柄で多くの視聴者に愛され影響力も持つクリエイター。座右の銘は「思い立ったら即行動!」。好物はうなぎ。






