All About編集部は2025年8月26日、全国10~70代の男女200人を対象に、「紅葉名所」に関するアンケート調査を実施。今回は「好き&行ってみたい四国地方の紅葉名所」ランキングの結果とともに、「All About」名所・旧跡ガイド、村田博之さんのおすすめポイントを紹介します。
2位:寒霞渓(香川県)/23票
2位「寒霞渓(かんかけい)」は、瀬戸内海で2番目に大きい島、小豆島(しょうどしま)にある渓谷。日本三大渓谷の1つにも数えられる寒霞渓では、例年11月上旬から下旬にかけて渓谷内の木々と周囲の山々が色づいていく様子を楽しめます。麓との標高差があるので、長い期間紅葉・黄葉が楽しめるのも特徴の1つ。
寒霞渓ロープウェイからの車窓や車でもアクセスできるロープウェイの山頂駅付近にある展望台から紅葉・黄葉を鑑賞可能。特に展望台からは、穏やかな瀬戸内海と一緒に紅葉が色づく渓谷を望むここでしか見られない絶景が目の前に広がります。
回答者からは、「ロープウェイから見下ろす紅葉のパノラマが壮大。瀬戸内海と紅葉の両方を一度に堪能できるから(20代女性/熊本県)」「切り立った渓谷が紅や黄色に色づいてきれいです(60代女性/滋賀県)」という声が寄せられました。
1位:四万十川(高知県)/26票
1位「四万十川」は、高知県内を流れる川。川をせき止めるダムが一切ないことから「日本最後の清流」とも呼ばれる美しい風景が残ります。欄干がなく川の水量が多くなると見えなくなってしまう沈下橋などの独特の風景でも知られていますね。四万十川には数多くの支流が流れており、そのうちの1つ黒尊川の上流、愛媛県との県境に近い黒尊渓谷では、例年11月上旬から中旬にかけてもみじやブナなどの木々が美しく色づき、清らかな流れとともに秋ならではの風景を見ることができます。
回答者からは、「爽やかな川のせせらぎをききながらの紅葉狩りは贅沢の極みだと思います(50代女性/大阪府)」「紅葉だけで無く、自然も感じられて良いリフレッシュになりそうだから(20代女性/大阪府)」という声が寄せられました。
村田博之さんコメント「徳島と香川の境にある雲辺寺の紅葉・黄葉もおすすめ」
四国の紅葉名所ランキングは、上位を占めた名所の票数に大きな差がなく、四国4県の各地に分散する結果となりました。そんな中で1位となった四万十川は流域の山々が色づくというイメージもあり、アンケートでも一度行ってみたいという声が多く上がっていました。ちなみに寒霞渓(2位)のある小豆島は同率4位にランクインしていて合算すると1位に躍り出ます。
祖谷渓(同率4位)、轟の滝(8位)、四国カルスト(9位)、大歩危・小歩危(10位)、石鎚山(11位)、仁淀川(12位)などの四国山地の中にある名所と、松山城(同率4位)、栗林公園(7位)など都市部にある名所が並びました。
選択肢には入らなかったのですが、徳島県と香川県の境にある雲辺寺(うんぺんじ)の紅葉・黄葉もおすすめですね。
山間部から紅葉・黄葉が色づき、その後平地で紅葉・黄葉が楽しめるのは他の地方と同様。紅葉の情報をチェックして行先を決めるといいでしょう。
【村田博之 プロフィール】
各地に点在する名所・旧跡と絵になる風景を求めて日本国内を隅々まで訪ね歩く。この経験を元に身近なところから遠く離れたところまで、さまざまな観光スポットを写真と文章を添えて旅行者の視点でトラベル・キュレーターとして紹介。
>【全結果】好き&行ってみたい「四国地方の紅葉名所」ランキング
<調査概要>
調査期間:2025年8月26日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国10~70代の男女200人(10代:2人、20代:46人、30代:65人、40代:42人、50代:38人、60代:6人、70代:1人)
※回答者のコメントは原文ママ








