自律を促す教育方針をとるフェリス女学院中学校

自主自律を重んじ、個性を尊重する自由闊達な校風が受け継がれているフェリス女学院

自主自律を重んじ、個性を尊重する自由闊達な校風が受け継がれているフェリス女学院

女子教育の名門校フェリス女学院はアメリカ改革派教会の宣教師メアリー・エディー・ギターによって1870年(明治3)年に創設された。創設以来、キリスト教プロテスタントの精神にもとづいて自主自律を重んじ、個性を尊重する自由闊達な校風が受け継がれている。所在地は神奈川県横浜市中区山手町。一帯は、港の見える丘公園や外人墓地のある歴史的地区。もちろん、フェリス女学院も横浜山手の歴史を物語る上で外すことのできない存在となっている。

新約聖書の言葉「他人のために?For Others?」を教育方針の中心に据え、「キリスト教主義」「学問の尊重」「まことの自由の追求」という3つの柱を掲げる。他人や世界に役立つ本物の学問、自律し自らの判断力と思いやりをもって行動することを意味する真の自由—これらを中高一貫教育のなかで生徒自らが追求し身につけることをねらいとする。

生徒指導面でも校則で縛ることをせず、学校のなかの自分、社会のなかの自分について、生徒一人ひとりの気づきを促していくのがフェリスのやり方。
高校の外部募集はない。

少人数指導を実践し、効率的学習を推進

朝の礼拝から始まり、聖書の授業、および聖書と礼拝にかかわる音楽の授業は6年間必修。2学期制・週5日制で日曜の教会出席を奨励し、開校以来土曜を休校とする。中・高の英語、高校数学、高校の必修選択、および自由選択授業などでクラスを分割し、少人数指導を実施。進度に合わせて効率的学習を行う。

高校では必修選択および選択科目として国語、社会、体育、芸術、家庭科に特別講座を設け、各自の興味・関心にもとづいて学びを深める。英語はオーラルコミュニケーション、リーディング、ライティング等の科目をはじめ、講読・作文・プレゼンテーションといった科目もあり、総合的に高い力を養う。高3は大幅な自由選択制度により進路に応じたきめこまかな対応をする。

夏期補習として中学は指名制、高校は希望制により実施。

フェリス女学院中学校の大学進学実績

併設高校の大学合格実績として、国公立では東大6名、一橋大9名、筑波大・横浜国大各5名、東京外語大・お茶の水大各4名、東工大・東京芸術大各3名、東京医科歯科大1名など。私立では早稲田大83名、慶應義塾大63名、上智大40名、立教大32名、明治大30名、青山学院大28名、東京理科大22名、中央大20名、ICU8名、北里大7名、星薬科大5名、東京慈恵医大3名、東京女子医大2名など。(以上、2010年度)。