トップレベルの人材育成を目指す栄光学園中学校

神奈川県鎌倉市にある栄光学園中学校。緑豊かな敷地内で中高一貫校教育を行っている

神奈川県鎌倉市にある栄光学園中学校。緑豊かな敷地内で中高一貫校教育を行っている

神奈川男子校の老舗トップ校、栄光学園はキリスト教・カトリック教会の修道会イエズス会を設立母体とし、戦後の1947年に開校。所在地は神奈川県鎌倉市玉縄、約11万平方メートルの緑豊かな敷地内で中高一貫校教育を行っている。高校の外部募集はなし。

教育理念に「キリスト教的価値観に基礎を置き、生徒一人ひとりが人生の意味を深く探り、人間社会の一員として神から与えられた天分を十分に発達させ、より人間的な社会の建設に貢献する人間に成長するよう助成する」とあるように、社会づくりに貢献できる高い能力・資質を備えた人材の育成、いわば各分野でのトップレベルの人材育成を目指しているといえる。

カトリック校として時間厳守や規律を重んじ、家庭との連携も大切にする真面目でアットホームな校風。学年別の父母の会のほかに、地区会(通学区域を21地区に分けたもの)での父母の懇談場などがあり、学校と保護者、保護者間といった縦横の連携が図られる。このため自宅から80分以内の通学が入学条件。

上半身裸で15分間体操するユニークな指導も

中学3年間を通して英語の時間数が最も多く、国語16時間、数学17時間に対して、英語は19時間(3年間合計)。また、週1時間「倫理」の時間があり、これは開校以来続いているもの。各授業の始まりと終わりは1分間の「瞑目」(目を閉じて黙想)の時間を設け、授業への心構えや反省を習慣づける。

「中間体操」もユニーラスを分割し、少人数指導を実施。進度に合わせてト、上半身裸で15分間体操するというもの。午前授業の中間に太陽を浴びながらからだを動かすことで気分のたるみを防ぎ、頭の働きを活性化させることがねらいとみられる。

高1の選択必修授業「高1ゼミ」(週1時間)は教科にとらわれない総合的な学習となっている。「沖縄」「原子論の歴史と原子論的な歴史の見方・考え方」「スローフードの実践」「聖書を観る・聞く・読む」「立体紙工作」「落語の世界」「中国語入門」「たのしいスペイン語」(以上、2008年度の例)などバラエティーに富んだ講座が並び、担当する先生とともに小グループ編成で親密に学ぶ。

高3で理系・文系に分かれるが、英語の時間数はともに週7時間確保。中高を通して本質的な学びと、自ら考え自ら解決する力を育成する教育方針、カリキュラムとなっている。