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格安ブランドテレビには「落とし穴」が!(2ページ目)

格安テレビには「落とし穴」がいっぱい! 「安物買いの銭失い」にならない為の、チェックポイントをご紹介します!「目利き」になって、賢い買い物を!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

実は気になる音質

ブラウン管テレビ時代は、テレビの奥行きがあり、音に余裕が有った。

ブラウン管テレビの時代は、放送がアナログ方式で、ソースとなる音源の質も悪く、ノイズ音が混入する事も有りましたが、容積に余裕が有った為、内蔵されるスピーカーにも余裕が有り、廉価なテレビを購入しても、音質はそれなりに保たれていました。

ところが、薄型テレビでは、スピーカーに割り当てられる容積が犠牲となり、大手メーカーでも音質の確保が難しいものです。

格安ブランド製品の中には、ブラウン管時代では想像できないほど、音質の悪い製品も有るので注意が必要です。

 

音量が小さい/音割れ

症状と問題:

音量を上げても充分に音量が上がらず、音に歪(音割れ)が生じ、高齢者など、聴覚の弱い人の実用に耐えないケースが有る。

チェック方法:

カタログの出力表示に頼らず、実際に視聴し、音量を上げても音が歪まないか確認。

改善方法:

改善方法は無いので、運悪く買ってしまった人は、シアターセットやパソコン用スピーカーなど、質の良いアンプ内蔵スピーカーの追加を。

 

音のこもり/共振(ビビリ)

症状と問題:

セリフやナレーションが不明瞭で聞き取り難く、音量を上げると、テレビ本体がビビリ出し、音声が不明瞭になる。

チェック方法:

実際に視聴し、音量を上げてもセリフやナレーションが明瞭に聴こえるか、テレビ本体(背面など)が不要に振動していないかを確認。

改善方法:

改善方法は無いので、運悪く買ってしまった人は、シアターセットやパソコン用スピーカーなど、質の良いアンプ内蔵スピーカーの追加を。

 

 

必要な機能は有るか? 使い勝手は?

格安ブランド製品には、大手メーカーでは「当たり前」の機能が無かったり、思わぬ使い勝手の悪さに泣いている人も多いはずです。

必要な機能は、必ずチェックしてから購入しましょう。 特に注意すべきは・・・

BS/CSチューナー

格安ブランド製品では、BS/CSチューナーを省いた製品が多くあります。 BS/CS放送を見たい人は要注意です。

データ放送対応

格安ブランド製品では、地上デジタルのデータ放送に対応していない製品が多くあります。 データ放送を使用したい人は要注意です。

HDMIリンク機能

格安ブランド製品では、殆どがHDMIのリンク機能に対応していません。 レコーダーとの連携なら、大手メーカー製品を!

ネットワーク機能(WEBブラウジング/DLNA家庭内配信)

格安ブランド製品では、殆どがネットワーク機能を搭載していません。

EPG(電子番組用)と、その情報量

格安ブランド製品では、EPG機能を搭載していないもの、搭載していても、情報量が大手の1/3程度と少なく、役に立たない製品もあるので注意を。

リモコンの利きが悪い/使い勝手が悪い

格安ブランド製品では、リモコンの利きが悪かったり、また、メニューの構造が不自然で、直感的に使えない製品が多くあります。 購入前には、一通り操作してみて、ストレスを感じない製品を選びましょう。

また、格安ブランドのリモコンコードは登録されていないケースが殆どです。 この場合、電器店の店頭で売られている汎用リモコンや、ホームシアター用のプログラムリモコンで操作できないのでご注意を。

 

次のページでは、結論。 結局、格安ブランドはお買い得?

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