実は気になる音質
ブラウン管テレビ時代は、テレビの奥行きがあり、音に余裕が有った。 |
ブラウン管テレビの時代は、放送がアナログ方式で、ソースとなる音源の質も悪く、ノイズ音が混入する事も有りましたが、容積に余裕が有った為、内蔵されるスピーカーにも余裕が有り、廉価なテレビを購入しても、音質はそれなりに保たれていました。
ところが、薄型テレビでは、スピーカーに割り当てられる容積が犠牲となり、大手メーカーでも音質の確保が難しいものです。
格安ブランド製品の中には、ブラウン管時代では想像できないほど、音質の悪い製品も有るので注意が必要です。
■音量が小さい/音割れ
* 症状と問題:
音量を上げても充分に音量が上がらず、音に歪(音割れ)が生じ、高齢者など、聴覚の弱い人の実用に耐えないケースが有る。
* チェック方法:
カタログの出力表示に頼らず、実際に視聴し、音量を上げても音が歪まないか確認。
* 改善方法:
改善方法は無いので、運悪く買ってしまった人は、シアターセットやパソコン用スピーカーなど、質の良いアンプ内蔵スピーカーの追加を。
■音のこもり/共振(ビビリ)
* 症状と問題:
セリフやナレーションが不明瞭で聞き取り難く、音量を上げると、テレビ本体がビビリ出し、音声が不明瞭になる。
* チェック方法:
実際に視聴し、音量を上げてもセリフやナレーションが明瞭に聴こえるか、テレビ本体(背面など)が不要に振動していないかを確認。
* 改善方法:
改善方法は無いので、運悪く買ってしまった人は、シアターセットやパソコン用スピーカーなど、質の良いアンプ内蔵スピーカーの追加を。
必要な機能は有るか? 使い勝手は?
格安ブランド製品には、大手メーカーでは「当たり前」の機能が無かったり、思わぬ使い勝手の悪さに泣いている人も多いはずです。
必要な機能は、必ずチェックしてから購入しましょう。 特に注意すべきは・・・
■BS/CSチューナー
格安ブランド製品では、BS/CSチューナーを省いた製品が多くあります。 BS/CS放送を見たい人は要注意です。
■データ放送対応
格安ブランド製品では、地上デジタルのデータ放送に対応していない製品が多くあります。 データ放送を使用したい人は要注意です。
■HDMIリンク機能
格安ブランド製品では、殆どがHDMIのリンク機能に対応していません。 レコーダーとの連携なら、大手メーカー製品を!
■ネットワーク機能(WEBブラウジング/DLNA家庭内配信)
格安ブランド製品では、殆どがネットワーク機能を搭載していません。
■EPG(電子番組用)と、その情報量
格安ブランド製品では、EPG機能を搭載していないもの、搭載していても、情報量が大手の1/3程度と少なく、役に立たない製品もあるので注意を。
■リモコンの利きが悪い/使い勝手が悪い
格安ブランド製品では、リモコンの利きが悪かったり、また、メニューの構造が不自然で、直感的に使えない製品が多くあります。 購入前には、一通り操作してみて、ストレスを感じない製品を選びましょう。
また、格安ブランドのリモコンコードは登録されていないケースが殆どです。 この場合、電器店の店頭で売られている汎用リモコンや、ホームシアター用のプログラムリモコンで操作できないのでご注意を。