ホームシアターで重要な「角度」だが・・・
図面でない空間上で角度を測る方法とは・・・ |
より高品位なホームシアターを目指すなら、視聴ポイントから見た映像の画角、スピーカー群との位置関係など、理想的な「角度」を知り、守る事が重要です。
とは言え、実際の設置状況で、各種の「角度」を知るべく、メジャーで距離を測り、三角関数を利用して角度を計算すとなると、面倒なものです。
また、その逆で、理想的な角度から距離を計算し、機材の設置場所を特定するのも同様に面倒です。
図面の上で分度器を使うように、実際の視聴環境でも手軽に角度が測れれば、面倒な計算から解放され、試しに「ちょっと視聴位置を変更・・・」という、新たな試みも可能になるはず・・・
今回は、そんな悩みを解決してくれる「手作りツール」のアイデアと作り方、さらに、実践に役立つ各種の「理想的な角度」をご紹介します!
市販のレーザーポインターで解決
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レーザー光は、スポットが小さく、明るい場所でも使用できるので、正確な測定に利用できる。 |
漠然と角度の確認が面倒に思っていた中、リスニングルームの研究で有名な先生から得たアイデアが、分度器とレーザーポインタを組み合わせた、「レザー式分度器」とも言えるツールです。
ホームセンターでは既に、同様の機能を持つ機器が低価格で既販売されていましたが、持ち運びに適した大きさのものは見つける事ができませんでした。
そこで今回は、ホームセンターなどで簡単に入手できる製品を流用し、「誰もが簡単に作れる」、「コンパクト」、「低価格」をコンセプトに、オリジナルで製作しましたので、その作り方とポイントをご紹介します!
次のページでは、「レーザー式分度器」の作り方・・・