ツボ その2
~「床置き」より「天吊り」~
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プロジェクターを設置する際、工事の面倒な「天吊り」よりも、手軽な「床置き」に人気が有るようです。
しかしながら、「天吊り」は格好だけでなく、画質面で有利な理由があるのです。
それは、光の入射角と反射角。 もっとも一般的で、画質面でも好ましいマットタイプのスクリーンは、光の拡散性に優れ、視野角の制限も少ないのですが、やはり、入射角に等しい角度を中心に反射される成分が多くなります。
もしプロジェクターを床やテーブルの上に置いて投影すると、下方からスクリーンに投影された映像は、天井方向に偏って反射します。 つまり、より多くの光(映像)を得られるベストポジションが、天井付近になってしまうと言う訳です。
着席位置で、より多くの光(映像)を得るには、プロジェクターを天吊りする方が有利であることをご理解頂けるでしょう!
天吊りが不可能なら、プロジェクターをひっくり返して、背の高いラックの上に乗せる手も有ります。
ツボ その3
~台形補正は絶対に使わない~
台形補正とレンズシフト機能は、理想的な角度から投影できないケースでも、画像が台形に投影されてしまう問題を解決する便利な機能です。 しかしながら、画質面からは、利用をお勧めできません。
特に、デジタル方式による台形補正は、有効画素数が減少したり、またそれによる画素数の変換で、画質の劣化を引き起こしますので、シアター用途では厳禁です。
レンズシフトは、光学的に補正するので、デジタル方式の台形補正ほどの悪影響はありませんが、投影光がレンズの中央を大きく外れると、映像の歪み、解像度の低下、隅が暗くなるケラレが現れ、画質の低下につながります。 微調整用と考えましょう。
理想は、台形補正やレンズシフトを全く利用しないで済む位置を割り出し、プロジェクターを設置する事です。 天井が高い場合は、特注の天吊り金物か、背の高いラックを用意して、理想的な高さに設置すると良いでしょう。
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