「携帯電話+HDD+音楽プレーヤー」はブームに?
新規契約なら1万円前後。 4GBの携帯音楽プレーヤーと考えれば割安!?
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2006年2月に発売された『au』の携帯電話『W41T』(東芝製)は、4GBのHDDを内蔵し、CDなら約200枚(2,000曲程度)分を保存可能。本格的な携帯型音楽プレーヤーとしても使える注目モデルです。
一般的な携帯型音楽プレーヤーと同様に、手持ちの音楽CDを、PC(Windows
XP)経由で『W41T』転送できるのに加え、『EZ着うたフル』を利用する事で、PC無しに、音楽を直接ダウンロード購入できるのは、携帯電話ならではの魅力と言えるでしょう。
今回は、発売から暫く経ってしまいましたが、購入の機会が有りましたので、「携帯電話+HDD+音楽プレーヤー」の魅力や使い勝手についてレポートします。
「PCから音楽の転送」は、ちょと大変!
au
Music Port で、音楽を取り込んだ時の画面。
PCから音楽を『W41T』に転送するには、まず、Windows
XPを搭載したパソコンに、付属のUSBドライバと、『au Music
Port』というアプリケーションソフトのインストールが必要になります。 パソコンが苦手な方には、USBドライバのインストールで戸惑うかもしれません。
インストールが正常に完了すると、CDの取り込みや、転送機能を持つ『au
Music Port』を起動し、ワンタッチでCDを取り込みます。 その後は、PCと『W41T』を付属のUSBケーブルで接続し、またまた『au
Music Port』の画面から、「シンクロ」操作を行うだけで、音楽の転送が可能と、とてもシンプルです。
但し、著作権保護の観点からか、『au
Music Port』には、PCの中に溜め込んだMP3ファイルを『W41T』に転送する機能は有りません。 MP3ファイルを転送したい場合、一度音楽CDとしてCDに焼けば可能になりますが、ユーザーにとっては不便です。
CDから音楽の取り込みや、『W41T』への転送に必要な時間は、iPod等に比べて長め。 CD10枚をリッピング、転送するのに、約一時間程度かかりました。
音質面では、音質を保ちつつ、圧縮率の高いHE-AAC(AAC plus)を採用していますが、『au
Music Port』で「高音質」(初期設定)を選択しても、一曲当たりのファイルサイズは1.5MB程度(64kbps相当?)と極少なので心配。 音は決して悪くないのですが、4GBものHDDを搭載しているだけに、もう少し圧縮率の低い「最高音質モード」も用意して欲しい所です。
次のページでは、『W41T』本体で音楽を聴く「使用感」をレポート!