騒音対策だけでない! 究極のお手軽サラウンド「ドルビーヘッドフォン」!
写真は、ビクターのコードレスヘッドホンシステム「HP-W1500」。 送信機と受信機(ヘッドフォン)で構成されている。 |
DVDの登場により、家庭でも、リスナーを5つのサテライトスピーカーで取り囲み、映画館のような立体サウンドが再現できる、「5.1chホームシアターシステム」が普及しましたが、まだまだ一般的とは言えないようです。
しかし今後、地上デジタル放送への本格移行に伴って、「5.1chサラウンド」に触れる機会が飛躍的に増えるのは確実です。
そんな「5.1chサラウンド」時代に向け、ご紹介したいのが、各種サラウンドデコード機能を搭載し、「ドルビーヘッドフォン」に対応した、コードレスヘッドフォン。 騒音対策だけでなく、手軽に高品位なサラウンド効果を得る手段として注目です!
今回は、「ドルビーヘッドフォン」の解説と、最新の製品を比較紹介します!
「ドルビーヘッドフォン」とは?
「ドルビーヘッドフォン」機能を搭載しているAV機器は、このロゴが目印。 |
「ドルビーヘッドフォン」という"名称"のヘッドフォンが存在するのではありません。 「ドルビーヘッドフォン」は、ドルビーラボラトリーズによってライセンス供与される、疑似サラウンド効果を目的とした音声処理技術の名称で、各種AV機器に搭載される機能の一種です。
「ドルビーヘッドフォン」機能の効果ですが、デジタル5.1ch音声信号を利用すれば、制作者の意図に忠実で、立体感のあるサラウンドサウンドが、擬似的に楽しめます。
また、音楽CDのようなステレオ信号でも、頭の中に音がこもる事なく、部屋の前方にスピカーを設置して聴いているかのような効果を得ることができます。
5.1chデジタル音声+「ドルビーヘッドフォン」の魅力
スピーカーを利用する、通常のホームシアターシステムを設置したユーザーからは、不満の声も少なくありません。
例えば、「騒音迷惑が心配で、そんなに大きな音が出せない・・・」、「合計6個ものスピーカーを設置するのは面倒・・・」とか、「リアスピーカーの配線がインテリアを損ねる・・・」などです。
また、各スピーカーの距離や音圧(音の大きさ)など、ユーザー各自が、設置場所に応じて調整しないと、ソフト制作者の意図通り、良好なサラウンド効果(立体感)を再現できないという問題も抱えています。
ドルビーベッドフォンの場合、騒音の心配が不要なのはもちろん、「ヘッドフォン」という限定的なリスニングスタイルを活かし、距離や音圧の調整をすることなく、高品位なサラウンドサウンド効果(立体感)が得られる点で、大変魅力的と言えるのです。
また、その効果が、競合する他方式よりも、自然な音質で、定位の良さが特長です。
次のページで、驚きの"サラウンド効果"を、今すぐあなたのPCで体験してみましょう!
Dolby、ドルビー、Pro Logic、ダブルD記号及び"AAC"ロゴはドルビーラボラトリーズの商標です。 |