延命実験開始!
この方法なら空気には触れないはず・・・ |
寿命があるなら、延命させたいと思う方も多いでしょう。 うまくゆけば、DVDが600円でライブラリに追加できるのです!
空気に触れて黒く変化するという事から、空気(酸素)に触れないようにすれば、延命できる事は間違いないでしょう。
ただし、酸素の無い部屋を用意するのは非現実的ですし、どこから空気が入るのか? を考えてみました。
まず、黒色の変化が最も早く現れた、中心円に目を付け、ここを空気の取り入れ口と仮定し、開封直後にセメダインで密閉してみました。 しかしながら、48時間経過時に観察してみると、何もしない状態と同様に黒く変化が進んでいました。 この検討は間違いだったようです。
次に、ディスクの樹脂全体が、空気(酸素)によって変化を起こすと仮定し、ディスクを水に浸けてみました。
明らかにに異変が! |
開封後48時間経過したディスクを、水に浸けてさらに48時間経過。 空気中で放置しておくと、全体が赤黒く変色するディスクなのですが、水に浸けておくと、写真のように、変色しない部分がドーナツ状に残りました。 変色を遅らせる効果は有ったようですが、この状態では再生できませんでした。 変色が進んだ部分の影響によるものと思われます。 残念。
結論としては、一度開封してしまうと、その後、空気に触れないようにしても変化が進み、再生は出来なくなってしまうようです。
さいごに
「消えるDVD」は、その新しい利便性により、レンタル派の新しい選択肢となりそうです。 ただ個人的な感想としては、48時間の猶予があると分かっていても、試聴中落ち着かないこと、見終わるとゴミになり、「使い捨て」の感があり、抵抗があります。
(パッケージには、返送用の封筒が同封されており、使用済みのDVDを回収してリサイクルするとの説明書きがありましたので、ご参考まで)