「落とし穴」~その2 「高速記録対応メディア」の恐怖!
DVD-Rメディアの場合、店頭には主に、「1~4倍速記録対応」と「1~8倍速記録対応」といった2種類のメディア並んでいます。 一見、より高速な「1~8倍速記録対応」のほうが、先進的で、高品質に思われがちですが、全くそのような事は有りません。 お手持ちのDVDレコーダーによっては、トラブルを発生する可能性が有りますので、注意が必要なのです。
「大」は「小」を兼ねない
そもそも、「1~4倍速記録対応」と「1~8倍速記録対応」といったDVDメディアは、異なる規格に基づいており、お手持ちのDVDレコーダーが、「4倍速記録対応」であれば、「1~8倍速記録対応」メディアを使っても、最高「4倍速」でしか記録(ダビング)する事は出来ません。
さらに問題は、「4倍速記録対応」のDVDレコーダーで、「1~8倍速記録対応」メディアを使用すると、正常に録画出来なかったり、最悪の場合DVDレコーダー本体が故障するケースも有るのです。
各社の対応状況など、より詳しい情報: 高速記録対応DVD-R/RWディスク関連リンクサイト
つまり、お手持ちのDVDレコーダーが「4倍速記録対応」であれば、「1~8倍速対応」メディアを使っても何のメリットも無いばかりか、要らぬリスクを冒すだけになってしまうのです。 DVDの場合、「大は小を兼ねない」のです。
対処方法~ まず、レコーダーの「○倍速記録」を知る
最初に注意したいのは、カタログ上の「ダビングスピード」と、実際の「記録速度」の違いです。
HDD搭載DVDレコーダーの購入時に「最速32倍速ダビング」や「最速64倍速ダビング」といった、派手な謳い文句を目にされた記憶は無いでしょうか?
実はカラクリが有って、DVDドライブの「記録速度」自体は、現在のところ「4倍速」や「8倍速」なのです。
DVDメディアの購入に際してはまず、お手持ちのDVDレコーダーが、実際に「○倍速記録」に対応しているかを知る必要が有るのです。