光ディスクの種類と寿命

記録再生時は非接触で、長寿命が期待出来る光ディスクですが、経年変化により、記録層の腐食や、変質により、わずか数年で正常に再生出来なくなってしまうことも有ります。

 

メディアの種類

お店で販売されている音楽CDや、DVDソフト

何度でも書き換えが可能なブランクメディア

書き込みが一度だけ可能なブランクメディア

メディアの例(DVD)

DVD-ROM

 DVD-RAM, DVD-RW

DVD-R

 メディアの例(CD) CD-ROM CD-RW  CD-R

記録方式

ピット(プレスによる凹)

相変化記録

色素変化記録

記録方式の特徴

工場でプレス加工して製造され、物理的な凹で記録されるため、長寿命性では有利。

記録層に相変化材料を使い、レーザーを当てて結晶状態と非結晶状態を作る。

記録層に有機色素を使い、レーザーで色素を化学変化させる。

寿命を左右する要素

温度差、湿気。 記録層はアルミで出来ているが、腐食のおそれがある。 

湿気、温度、紫外線。 湿気による腐食の他、温度や紫外線、薬品によって化学変化を起こし、データを失う可能性が有る。

寿命の目安

30年~100年

10年~100年

10年~100年

* “寿命の目安”は、正しい取り扱いをした場合を前提として、ディスクの構造や材質、筆者の経験を加味した目安です。 

  ディスクのメーカーや環境など、その他の条件に大きく左右されますので、あくまでも目安としてご覧ください。

* DVDとCDの比較ではありません。 (DVDとCDは構造が異なり、一般的にDVDの方が長寿命とされています)

* CD-RW、DVD-RW, DVD-RAMは、書き換え回数による寿命が有ります。 

  (CD-RW、DVD-RWは、1,000回、DVD-RAMは100,000回の書き換えで寿命とされる。)

 

腐食したディスクの例

記録層に腐食して穴が開き、再生が困難になった市販の音楽CDディスク。 

光って見える部分が腐食による穴。(後ろからライトを当てると良く判る)

このディスクは筆者所有のディスクの中でも、3年程度と特別寿命が短かかった。 原因は製造上の不具合も考えられる。

 

「R」と「RW/RAM」、どちらが長持ち?

最近人気のDVDレコーダーをお使いの方は、一度しか書き込めない「R」と書き換えが可能な「RW/RAM」、どちらが長寿命か気になるのではないでしょうか? 

アメリカ政府機関の要請を受けて、ディスクメディアの寿命を研究している、米国標準技術研究所(NIST)では、書き換え可能なCDやDVDは、その記録方式から、熱に敏感に反応する素材を使っているために、一度しか書き込めないディスクとは異なり、長期保存には使えない・・・ としています。 

出典: Wired News (英語) 

(お詫び: 掲載当初、RW/RAMが、Rよりも長寿命との内容になっておりましたが、その後、より信頼出来る情報を入手しましたので、修正させて頂きました。)

 

次のページでは、いよいよ、具体的な、「長持ちさせるポイント・テクニック」をご紹介します。