<目次>
1:『片思い世界』(2025年4月4日公開)
広瀬すず、杉咲花、清原果耶という名俳優たちの豪華共演作。脚本は『ファーストキス 1ST KISS』の大ヒットが記憶に新しい坂元裕二。演出は彼と『花束みたいな恋をした』でタッグを組んだ土井裕泰監督です。美咲(広瀬すず)と優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)は古民家風一軒家で仲良く暮らしています。仕事や学校から帰ると、一緒にご飯を食べて、おしゃべりをして、とても明るくにぎやかな毎日。でも3人は秘密を抱えていました……。
秘密は中盤あたりで明らかになるのですが、そこから物語は大きく動き始めます。それはとても切なくて胸が痛くなるエピソード。なぜなら彼女たちにはどうすることもできない事実だから……。美咲が心を寄せる青年役の横浜流星にも注目!
監督:土井裕泰
2:劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』2025年4月18日公開
全世界で累計発行部数2億7000万部突破の超大人気漫画『名探偵コナン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)のアニメーション映画28作目が公開。今回のゲスト声優は山田孝之と山下美月。八ヶ岳連峰未宝岳で長野県警の大和がある男を追っていく中、雪崩に巻き込まれてしまう。命は助かったものの、雪崩の前に謎の銃弾が大和の左目をかすめ、彼は隻眼になってしまうのです……。
大和の事件のファイルに残されていた毛利探偵事務所の小五郎の名前。小五郎も何か大きな事件に巻き込まれそうな予感にゾワゾワ。そしてコナンくんが新たな謎に立ち向かっていくわけです。人気キャラの安室透(降谷零)も登場しますよ。
監督:重原克也
3:『花まんま』(2025年4月25日公開)
第133回直木賞を受賞した朱川湊人の短編集の表題を映画化した感動作。主演は鈴木亮平、有村架純。大阪を舞台に関西弁が飛び交う明るさと人情のドラマにファンタジーをプラスしたユニークな感動作です。妹思いの兄・俊樹(鈴木亮平)は、両親を早くに亡くしたため、妹のフミ子(有村架純)を親代わりとして守ってきました。そのフミ子が結婚することに。しかし、俊樹はフミ子の秘密について不安があったのです……。
原作の短編を大胆に脚色して映画化した本作。大阪で暮らすきょうだいと周囲の人々の関西弁が飛び交う日常はリアリティーがありながらも、物語は不思議なエピソードにシフトしていく。しかし、そのエピソードがまた愛あふれるもので……。家族愛が不思議な力を生み出したような作品。気持ちよく涙できますよ。
監督:前田哲
4:『#真相をお話しします』(2025年4月25日公開)
timeleszの菊池風磨とMrs. GREEN APPLEの大森元貴が共演した結城真一郎の原作小説『#真相をお話しします』(新潮社)の映画化。多額の報酬をかけた暴露系の生配信チャンネル「#真相をお話しします」がスタート。ビルの警備室で警備員の桐山(菊池風磨)と謎の男・鈴木(大森元貴)が配信を視聴。あらゆるゴシップを暴露していく生配信に投げ銭が投入されていきます。そのうち、桐山と鈴木も参戦していくことに……。
ミュージシャンとして絶大な人気を誇る大森元貴と菊池風磨のW主演というのが話題の本作。大森&菊池コンビのやりとりの楽しさと、SNSの怖さ&有名人の真相暴露などスリルがギュッと詰まった作品。主題歌もMrs. GREEN APPLEが担当しています。
監督:豊島圭介
5:『異端者の家』(2025年4月25日公開)
イギリスの名優ヒュー・グラントが主演する恐怖映画が登場。狂気の主人公の家に閉じ込められた女性たちの恐怖を描き、高評価を獲得した脱出スリラーです。2人のシスターが布教のためにある家を訪ねます。その家の主リード(ヒュー・グラント)は「妻がいるから大丈夫」と言って、シスターたちを家に招き入れます。しかし、2人が信仰する宗教の説明を始めるとリードはことごとく否定。不穏な空気を感じ、2人は家を出ようとしますが、出られないのです!
閉じ込められて恐ろしい思いをするシスターたち。リードの目的は何なのか。2人は脱出できるのか?
『クワイエット・プレイス』を大ヒットに導いた脚本家のスコット・ベックとブライアン・ウッズが本作では脚本だけでなく監督も。演出でも見事な腕を披露しています。そしてヒュー・グラントが本作でも最高に恐ろしくて魅力的です!
監督:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ