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映画『おいしくて泣くとき』の長尾謙杜さんインタビュー! 撮影現場で積極的に話しかけにいく理由とは(2ページ目)

映画『おいしくて泣くとき』の主演・長尾謙杜さんにインタビュー。アイドルとしてなにわ男子で活躍しつつ、俳優としても高評価を得ている長尾さん。撮影の裏話から見える素顔とは? ※サムネイル画像:(C)2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

積極的にスタッフ、キャストと会話する理由

「おいしくて泣くとき」

長尾さんと當真さんのメイキング写真 (C)2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

――先ほどあまり主演らしいことはしていないとおっしゃっていましたが、撮影現場でいろいろな方に話しかけて気遣われていたそうですね。いつも現場ではスタッフやキャストなどに積極的に声を掛けていくタイプなのでしょうか?

長尾
:特に気を使っていたわけではなく、スタッフやキャストの皆さんと撮影合間に会話をするのが好きなんです。できるだけスタッフさんたちと話して距離を縮めたほうが仕事もやりやすくなりますから。

一緒に作品を作っていくチームなので仲良くなりたいし、技術スタッフさんのプロの仕事を見ていると、いろいろとお話を聞きたくなるんです。あと僕は釣り好きなので、この映画のロケ撮影では地元の方に「釣れるんですか?」と聞いたりしていました。
 
――ロケ撮影は好きですか?
 
長尾
:好きですね! 演技に集中できるだけでなく、ご当地の食事も楽しみですし、その土地の方たちも皆さん温かく歓迎してくださるので。すごく幸せな気持ちになれます。
 
――撮影合間もあまりじっとしていないタイプですか? 
 
長尾
:けっこう本番ギリギリまで話したりしています(笑)。スタッフさんと会話をしていたほうが聞きたいことがあったときに質問しやすいし、撮影時でも自分の疑問点や言いたいことが伝わりやすくなります。いろいろなことがスムーズになるので、僕は撮影現場では積極的に作品に関わっている方たちとお話しするようにしています。
 

アメリカのワークショップで学んだことを大切に

――長尾さんは出演作が続いていますが、自分の中で成長したと感じるところはありますか?
 
長尾
:自分ではよく分からないです。僕が出演した作品の感想などを読んだりしたときに「よかった」という感想があるとうれしいけれど、自分の中で何かが変わったり、成長したりというのは感じたことがないですね。ただ映画が完成するたびに達成感はあります。
 
――今後、お芝居で伸ばしていきたいところはありますか?

長尾
:発声ですね。本格的な演技レッスンを受けてきたわけではないので、やはり舞台俳優さんと共演すると、その発声に圧倒されます。自分は基礎の土台さえまだ固まっていないと感じるので、努力が必要です。
 
――お芝居を独学で習得してきたんですね。
 
長尾
: Amazon Orignal映画『HOMESTAY(ホームステイ)』(2022)に出演したとき、アメリカのワークショップにオンラインで参加したんです。そこで台本をもとにした演技のアプローチ方法などを教えていただいたので、その教えを今でも大切にしていますし、とても気付きがあったので、自分なりに考えて演技に生かしています。

>次ページ:長尾さんの名前の由来にもなった! 大河ドラマで演じたい人
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