実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住77歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:愛知県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:900万円
現在の金融資産:預貯金4000万円、リスク資産1000万円
これまでの年金加入期間:厚生年金37年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万円老齢厚生年金(厚生年金):9万円(回答ママ)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:株の配当(金額は不明)
ひと月の支出:15万円
「若い頃にもっとお金を使えばよかった」
現在、およそ預貯金4000万円、リスク資産1000万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと使っておけばよかった・正直貯めすぎた」と回答。
その理由として、「やりたい事をせずに節約、節税、節制を頑張りすぎた。この年になっても旅行に行くにも限界があり、若い頃にアクティブな運動や旅行、いろいろな経験をしていたらよかったと毎日後悔ばかりしています」と語っています。
「生活費以外は投資に回してひたすら蓄えてきたが……」
現役時代は、老後資金として「3000万円」貯めることを目標にしていたそう。そのために「株式投資を可能なかぎりしてきた。給料も生活費以外は全て株式投資に使って」備えてきたと言います。
おかげで約5000万円の金融資産を蓄えることに成功した投稿者ですが、老後資金はやはり「3000万円」程度でよかったのでは、と感じているとのこと。
「やはり若い頃に使うお金の方が何倍も価値があると思う」と悔やみます。
「これからは好きなことをして過ごそうと思う」
そのため、今の生活については「まったく満足していない」という投稿者。「若い頃の後悔が多いが、今からできる事をやるしかないので、これからは後悔しないように好きなものを買い、好きなものを食べ、好きな事をして、好きな時間を過ごそうと思う」と前向きに語ります。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「若い頃にお金を使え」とアドバイスされていました。
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