そんな中、昨秋に訪れたオーストラリア・ケアンズは、久しぶりの海外旅行にぴったりだと確信。安心して過ごせ、2つの世界遺産へ手軽にアクセスでき、プライスレスな体験が満載。今回はその魅力を3つの理由をもとに紹介します。
アクセスがよく時差も1時間。日本に一番近いオーストラリア
日本(成田空港)から、ケアンズ空港までの飛行時間は約7時間。実はオーストラリア国内で一番日本に近いエリアです。日本との時差も1時間なので、時差ボケ知らず。東京・成田空港、および大阪・関西空港からLCCのジェットスターの直行便が運航し、夜に飛行機に乗れば、目覚めればそこはもうオーストラリア! 時間を有効に使えるうえ、LCC利用でお財布にも優しくいいことづくめ。またケアンズは、年間の平均最高気温は29℃と1年を通じて温かく、シーズン問わず楽しめます。 オーストラリアといえば自然の宝庫でワイルドな自然体験が目白押し。ケアンズからは2つの世界遺産にアクセスでき、気球に乗って空から太古から続く森を眺めたり(カンガルーも発見!)グレートバリアリーフの美しい海でシュノーケルをしたり(ウミガメ発見!)。日本では決して味わえない、ケアンズだからこその圧倒的な体験が、4日間・5日間など短い旅行期間でも味わえます。過ごし方の選択肢も多く、「タイパ(タイムパフォーマンス)」もいいケアンズへの旅は、小さなお子さんがいる家族連れからアクティブシニアのご夫婦、あるいは卒業旅行で友人となど、誰と訪れても、記憶に残る旅になりますよ。
空港から10分! ケアンズシティは街歩きが楽しい、美食の宝庫
ケアンズの空港から中心地「ケアンズシティ」へはなんと、車で10分で到着。空港から街へのアクセスが非常にいいというのも魅力の1つです。ケアンズシティは治安がよく、またコンパクトな中にぎゅっと魅力が詰まっているので、ホテルを拠点に徒歩で見学や観光など、街歩きが楽しめます! 海辺には充実のパブリックスペースがあり、観光客も無料で利用できます。例えばファミリーなら、遊具がそろう無料とは思えない「マーディーズ公園」、公共のプール「スイミング・ラグーン」は更衣室も完備され、朝にはアクアビクスの講習会なども。地元の人に交じって参加するのも楽しそう。 そして筆者がいいなあと思ったのが、海辺の公園にある無料のバーベキュー施設。スーパーには農業大国だけに、バーベキューにぴったりなお肉、またシーフードやお野菜など食材がずらっと並んでいるので、購入して海を眺めながらわいわい楽しむのもおすすめです。 またすてきな飲食店が多いのも特徴。グレートバリアリーフへ行く船が並ぶハーバーに面したロケーションのよい「Blu Marlin Bistro」では、アウトドアで写真映えする朝食がいただけます。 The Chambersは、ケアンズシティの街中にある、かつて銀行だった歴史的な建物をつかったレストラン。ノスタルジックな空間でいただくランチは、海辺にあるリゾート感あふれるレストランとは異なる雰囲気で、違った楽しみがあります。 珍しいところだと、ワニやカンガルー、だちょうなどのお肉を使った料理をいただけるレストランも。レアな食体験は、旅の土産話にもなりそう。 物価は日本より高めで、食事なら単価は、1.5倍~という感じです。ただし、一皿のボリュームがとても多いので、シェアを前提に考えれば量も適量。日本より多少割高という感覚で収まります。円安の状況下では、比較的過ごしやすい旅先といえるでしょう。なお食事については、ついオーダーし過ぎるので、様子を見ながら追加するのがおすすめです。高級なお店もドレスコードは比較的緩やかで、女性ならワンピース、男性ならジャケットを羽織ればOKというお店が多いのも、荷物が増えずうれしいポイント。何よりも一年中温暖で、自然に囲まれているからか、ケアンズの人はおおらかで親日派の方も多く、とにかく居心地がいいのです。朝からジョギングや散歩を楽しむ生活スタイルをうらやましいなあと垣間見ながら、自分も住むように旅するのもいいですよ。
2つの世界遺産でプライスレスな時間が過ごせる
街中だけでも楽しいのですが、せっかく来たら、見逃せないのがケアンズシティからアクセスできる世界遺産。世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」と世界最古の熱帯雨林「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の2つの世界遺産の窓口となっています。グレートバリアリーフは、グリーン島や人口浮島を基地にシュノーケルやダイビングが楽しめるほか、ケアンズシティからヘリコプターで空から遊覧するのもプライスレスな体験でおすすめ。 クイーンズランドの湿潤熱帯地域の一部、バロン渓谷国立公園では、太古から変わらない自然の営みを感じながらSUPやトレッキングはいかが? なだらかな流れ。新しいことに挑戦する楽しさも。 小さなお子さん連れ、あるいは夫婦でゆっくり楽しみたい方には、ケアンズ郊外のスミスフィールドとキュランダを結ぶ「スカイレール(ロープウェイ)」で、世界最古の森を空中散歩するのもいいでしょう。 早起きが必要ですが、筆者が一番感動したのは熱気球。自然まかせのアドベンチャーは、まさにエキサイティング。空から絶景を眺め、時に高度を低くして、カンガルーや野生生物を探すなど、プライスレスな時間を堪能できます。 いかがでしたか? 上記の体験は、全てケアンズシティのホテルから日帰りで楽しめます。もちろん日程に余裕があれば、ポートダグラスなどリゾートへ足を伸ばしてみるのもいいでしょう。
日本からのアクセスもよく、気持ちも体もリラックスでき、そしてプライスレスな驚きの体験が多いオーストラリア・ケアンズ。久しぶり、あるいは初めて海外へ行かれる方は、ぜひ旅先として検討してみてはいかがでしょうか? 最後に1つ注意点を。世界的な流れで、渡航先で入国審査を受ける前に、インターネット上で適格性を確認する「電子渡航認証システム」を導入する国が増えています。オーストラリアもETAの申請が事前に必要となりますので忘れず手配をしましょう。特に個人で海外旅行をされる方は、パスポートの有効期限、入国条件などをしっかりと確認し、準備するのをお忘れなく!
今回紹介した体験内容などは以下でご覧ください。
■ケアンズ観光局