「定価で買うなんてバカみたい」と笑ったママ友
「家庭用品などは確かに100円ショップ、便利ですよね。私も利用しています。だけどある時、母から野菜のみじん切りができるキッチングッズをもらったんですよ。それは結構いい値段だったらしいから、ありがたくもらっておきました」マミさん(37歳)はことの顛末(てんまつ)を説明する。たまたまその後、ママ友と料理の話になり、「みじん切りは面倒だから、こういうのを使っている」と話した。
「ああ、知ってる。100円ショップで売ってるやつね、と彼女が言ったので、『え、売ってるの? 私は母が買ったのをもらったんだけど。高かったみたいよ』と思わず話してしまったんです。そうしたら『信じられない。お母さんってバカなの? あんなものにそんな値段出すなんて』と笑われました。
彼女、もともと一言多い人だから、こういう時に言わなければと思って。そういう言い方はないんじゃないの、あなたは私の母と会ったこともないのにと言ったんです」
すると彼女は「無駄金使う人がバカみたいって思っただけ」と素知らぬ顔で行ってしまったという。
「彼女、一言多いだけじゃなくて、言葉のチョイスが失礼なんですよね。そのことに不快な思いをした人が結構いる。自覚を促そうとしただけなんですが、私がしていることは結局、彼女のしていることと同じではないかと自己嫌悪に陥ってしまいました」
彼女への意見が思わぬ展開を生む
「他のママ友からは、『言ってくれてよかった』と言われたものの、よく思っていない人をいじめただけのような気もして……」誰が猫の首に鈴をつけるかという状態になっていたようだが、期せずしてマミさんがその役を担ってしまった。ところが実際には後悔した。
「彼女の悪口を言っていたくせに、私がそんなふうに言ったものだから急に彼女に近づいて私のことを悪くうわさ話する人たちも出てきて……。早くママ友関係を卒業したいです」
とはいえ、マミさんの子はまだ小学校2年生。先は長い。
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