現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住65歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳女性同居家族構成:本人、夫(68歳)
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:50万円
現在の資産:預貯金2000万円、リスク資産800万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金9年、厚生年金31年、企業年金3年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):7万4000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金1000円、個人年金50万円(年額、60歳から70歳)
配偶者の年金や収入:国民年金6万5000円、厚生年金9万5000円
「少ない給料で、節約生活をしてきた」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「結婚した時から少ない給料で、節約生活をしてきたので、20万円で暮らせと言われれば暮らせます」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。夫婦の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「食費が一番節約できる」
年金生活においては「料理で(食費が)一番節約できると思っています」という投稿者。「その時期にあった野菜や魚を料理して、安いものを使っています。次の日にリメイク料理にもする」と工夫しながら家計のやりくりをしているとあります。
「教育費にお金を使いすぎた」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役時代は、教育費にお金を使いすぎた。(子どもは)男の子3人なので、平等になるように全員を私立の中学、高校に行かせたが、本人の希望を良く聞くべきでした」と回答。くわえて「自分のファッションや趣味にもっとお金をかければ良かった」と後悔を口にします。
今の生活の不安については「健康保険税や介護保険料が高く、年金生活を圧迫しています」とコメント。
いっぽうで「60歳まで子育てに追われたので、現在は国内旅行や海外旅行、登山に行っています。高校時代や職場の友達とランチをして楽しく過ごしています」と老後生活の喜びも教えてくれました。
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