定年・退職のお金

「高齢者向け住宅」を借りる前に知っておきたい注意点

高齢者が賃貸物件を借りる際には、気をつけることがあるといいます。そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの福一由紀さんに、賃貸物件を借りる場合の注意点ついて伺いました。

執筆者:All About 編集部

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高齢者が賃貸物件を借りる際には、注意すべき点がいくつかあります。そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの福一由紀さんに、その具体的なポイントについて教えていただきました。

必要な費用やサービス内容の確認が大事!

福一さん:まず重要なのは、ランニングコストです。毎月の必要な支出額を確認し、可能であれば年金の範囲内で賄えるよう計画を立てましょう。また、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」のような施設では、初期費用が必要となる場合があります。そのため、最初にどれだけの費用がかかるのかを事前に確認しておくことも大切です。
高齢者向け賃貸

高齢者向け住宅を借りる場合、初期費用やランニングコスト、サービス内容などの確認が大事
 

基本的にサ高住では、安否確認や生活相談といったサービスが付いています。ですが、介護が必要になった場合に対応してもらえるかや、病院への付き添いなどは追加費用を払えば利用できるかといった点は、確認が必要です。施設によっては、これらのサービスが含まれていない場合もあります。

基本的に、高齢者向け賃貸住宅やサ高住は、自分自身で生活できる人を対象としています。そのため、介護が必要になると退去しないといけない場合もあります。なので入居を検討している住宅が、どのような状態まで居住可能かも併せて確認しておきましょう。

教えてくれたのは……福一 由紀さん

大学卒業後、コンピュータメーカーでシステムエンジニアとして15年間勤務。その間、2人の子どもを出産。退職後、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得。女性のFP仲間とともに「Money Lab.KANSAI(マネーラボ関西)」を設立。セミナー、執筆、各種メディアへの企画監修、コンサルティングなどを行っている。
 
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