鳥取砂丘とお祭りがいい思い出に
――この映画はオールロケで、1カ月くらい姫路から鳥取まで撮影で移動されたそうですが、その中で印象に残った出来事はありますか?綾瀬:国道29号線をずっとたどって撮影していたのですが、森の中の撮影も多かったんです。一菜ちゃんもさっき言っていましたが、「こんなところにカニがいるよ~」とか「カエル捕まえた」とか、そういう自然の中での出来事が楽しくて印象に残っています。
あとロケ場所の近くでお祭りがあったんです。撮影が終わって疲れていたけれど「せっかくだから行こう」と、スタッフと一菜ちゃんと一緒にお祭りへ出かけて、屋台も行きました。楽しかったですね。
――大沢さんは印象に残っていることありますか?
大沢:撮影で鳥取砂丘へ行ったんです。鳥取県はすべてが砂丘だと思っていたんですが、違いました(笑)。でも初めて砂丘へ行って、歩いたり、座ったりしたとき、すごく気持ちよかったです。
綾瀬:確かに砂丘は良かったですね。撮影は早朝だったので、日がどんどん上がって景色が変わっていくんですよ。そんな中、撮影する場所まで足跡が一つもない砂の上を歩いて……。とても気持ちよかったです。
綾瀬さん「のり子は良くも悪くも行動力がある!」
――のり子もハルも一言では言い表せない不思議なキャラクターですが、綾瀬さんと大沢さん、それぞれの役の魅力と、直したほうがいいと思うところを教えてください。綾瀬:ハルのお母さんと「ハルを連れてくる」という約束をしてすぐに行動に移す。その行動力はすごいし面白い人だと思いました。でもその反面、職場放棄をして、スマホを捨てちゃって、車も盗んじゃうところは直したほうがいいですね。車まで盗まなくてもよかったんじゃない? と思いました(笑)。 大沢:感情を表に出さないハルが心の中で「お母さんに嫌われたらどうしよう」と思うほど、お母さんのことが大好きなところがいいなと思いました。直したほうがいいところは……急にいなくなるところ。
綾瀬:確かに! 急にいなくなったよね(笑)。
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