現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮城県在住60歳のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人のみ
居住地：宮城県
リタイア前の雇用形態：派遣・契約社員
リタイア前の年収：300万円
現在の資産：預貯金10万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：不明
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：4万5000円（受給年齢を繰り上げ）老齢厚生年金（厚生年金）：5万5000円（受給年齢を繰り上げ）
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
「最低限の生活ができている」
今回の投稿者は、老齢年金を繰り上げ受給しているという60歳。現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答。その理由として「食べたいものは食べるし買いたいものは買うという最低限の生活ができているから」と語っています。
とはいえ、ひと月の支出は約「10万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「外食や嗜好品は控えている」
今の生活での不安については「とにかく生活費が足りない。年齢的に、外の仕事を探してもなかなか見つからないので、どうしたらいいのか不安」とコメント。そのため年金生活においては節約が欠かせず、「なるべく外食をひかえたり、嗜好品のたしなみをしない」と楽しみを我慢している様子です。
「高齢でもできる仕事を選んでいれば」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「資格などを取って年をとってもできるような仕事を選択しておけばよかったです。貯蓄も投資もしておけばよかったです。節約もしておけばよかったです。若いころにお金を使いすぎたと思います」と回答。いっぽうで年金生活の楽しみは「節約」だそう。「ただし、趣味のことには使いたいと思っています。スケッチなどが趣味です」と老後の過ごし方も教えてくれました。
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