現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳男性同居家族構成:本人、妻(61歳)、子(28歳)
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の資産:預貯金600万円、リスク資産200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金45年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):17万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):加給年金4万円
配偶者の年金や収入:給与収入120万円(年額)
「年金だけでは足りないが……」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金で日常生活はできているから」と語っています。
とはいえ生活費を除くさまざまな出費を含めると、ひと月の支出は「約35万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「週6日パートで140万円ほどの収入」
年金で足りない支出については、「週6日のパート収入」で賄っているという投稿者。「パート勤務で年に140万円ほどの給与収入があり、それ以外の定期的な収入はありません」とのこと。
現在は「特に節約はしていません」といい、年金とパートの収入で老後の生活は成り立っている様子です。
「終身年金も掛けておけば良かったな」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「貯蓄として保険を利用していたが、それ以外にも終身年金も掛けておけば良かったなと」と回答。今後の生活についてもやはりお金の不安があるようで、「貯蓄を減らさない努力をしていきたいと思っています」とコメントしています。
いっぽうで、年金生活の楽しみは「月曜から土曜まで働いているので、日曜の妻とのショッピングや小旅行のお出かけ」とのこと。夫婦で充実した時間を過ごされているようでした。
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