今までの常識を一新する「木造マンション」
住友林業では、主に都市部の需要に応えた賃貸用の木造マンション『Forest Maison GRANDE』の発売をスタートしています。木造マンションとはどんなものか、またその魅力について、住友林業のアセットソリューション部 堀口隆太(ホリグチリュウタ)と千葉孝浩(チバタカヒロ)が詳しく紹介します。
堀口「2021年より大手不動産ポータルサイトにおいて、階数や耐久性および耐火性など一定条件を満たせば、木造でも“マンション”として登録できるようになったのをご存知でしょうか。これまでは、どんなに高品質な建物でも、木造であるだけで“アパート”として扱われ、本当に歯がゆい思いがありました」
千葉「この変更を機に、木造マンションの新しいブランドの準備をはじめ、『Forest Maison GRANDE』が誕生しました。GRANDEには大きい・偉大という意味があり、木造の中では大きな建物であることと、今後さらに大きな世界を目指したいという願いがその名に込められています」
水平デザインと注文住宅のような木質感
それでは、『Forest Maison GRANDE』の特徴を見ていきましょう。まず注目なのは、住友林業らしさの詰まった洗練されたデザインと木質感です。
【水平ラインの外観デザイン】
千葉「木造マンションと呼べるのは、3階以上と規定されています。建物の外観は、横に伸びる水平ラインをポイントとして、シャープでシンプルなデザインに。バルコニーには木調の格子やガラスパネルをあしらって、軽やかで和める演出を施しています」
【豊かな木質感のインテリア】
堀口「内装には木質フローリングをはじめ、デザインに合わせて壁、天井、扉などにも高品質な木の部材を使用しました。住友林業のBF(ビッグフレーム)構法による大空間に、木質感がたっぷりと盛りこまれています」
千葉「従来の賃貸住宅のイメージではなく、まるで注文住宅のようなハイグレードなインテリアとなっています。それが実現するのも、豊富なオリジナル部材が揃っている私たちの強みです」
【季節を感じる植栽の外構】
堀口「緑が多く季節感のある住環境は、入居者にゆとりや心地よさを感じさせるもの。植栽の専門である住友林業緑化とともに、グループ力を活かして外構デザインの提案をしています。人気の樹種を使用した外構は街並みにもうるおいを与え、さらに、間接照明などでライトアップすることにより高級感あふれる住まいを提供します」
入居者にアピールする機能性や環境性
住みやすさに大きく関連する設備や機能、環境対策も、一般的な賃貸住宅より充実。入居者のメリットが多く、評価の高い人気物件となる要素を満たしています。
【安全・便利な共用部】
堀口「エントランスにはオートロックとオートドアの設置を標準とし、防犯性を高めました。宅配ロッカーは電子で管理できるタイプのものを採用しています」
【最高レベルの遮音性】
千葉「木造の建物は、音がうるさいというイメージがあるのではないでしょうか。『Forest Maison GRANDE』の遮音性は業界最高レベルの遮音50仕様で、一般的な鉄骨造やRC造に比べて高ランクに。入居者の落ち着いた暮らしを守ります」
【ZEHによる省エネ性能】
堀口「省エネで環境にやさしい賃貸住宅をつくるため、ZEH-M Oriented以上をクリアしています。これは戸建住宅で普及しているZEH(ゼッチ)のマンション版として、断熱性能を十分に高めることと高効率設備を設置することで、使用するエネルギーを従来より20%以上削減するものです。入居者が夏涼しく、冬暖かく暮らせるだけでなく、太陽光発電と併せて光熱費の削減にも役立ちます」
そして、木のスペシャリストである私たちが、「木造マンション」の建築を推進する大きな理由がもうひとつあります。
【ウッドサイクルで脱炭素社会へ】
千葉「木という素材はCO2を吸収して、そのまま固定する性質があり、脱炭素社会をつくる大きな力になります。建てる・暮らす・解体するという住宅すべてのシーンでCO2を抑えることができ、これは木造の建築でしか成し得ないことです」
堀口「住友林業が提唱するウッドサイクルは、森林で木を育てて建物に活用し、再利用し、また木を育てるという循環になっています。木で住宅を建てるという選択が、それだけで環境と未来を守る活動となるのです」
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