老後の不安を見える化するためには、自分がどのような生活を望むのかを考えると共に、家族で話し合うことが大切です。コミュニケーションの時間を取りながら、将来について考えていきましょう!
不安を見える化する
老後に対して不安を感じてしまう人はとても多いのですが、その理由はどのような生活を送ることができるのか、想像できないことにあります。これを踏まえて不安を解消するために実践して欲しいのが、「不安を見える化」することです。将来のお金のことや住まいのこと、ライフスタイルなどを明確にして、「自分がどのような生活を送りたいか」を想像することで、「不安の見える化」はできます。
~お金について~
・毎月の生活費はいくらか? 老後も同じような額が必要か?
・年金など老後の収入はいくらになりそうか?
・生活費以外のイベント費用はいくら必要か(リフォームや住み替え、結婚資金など子どもへの援助、趣味や旅行の費用)?
・年金や貯蓄で生活費やイベント費用を賄えそうか?
・その他
~住まいについて~
・このまま今の住まいに住み続けるのか、あるいはどこかへ住み替え・移住をするのか?
・住み替え・移住をするとしたら、地方や都心、海外等、どこで暮らすことになるのか?
・その他
~ライフスタイル~
・仕事はいつまで続けるのか?
・趣味にどれくらい時間を使うのか?
・旅行や人付き合いはどの程度を考えているのか?
・その他
具体的な不安や目的が分かったら、解消をするための行動をする
不安が見える化できた人は少しずつ行動することで不安を軽減させることができます。具体的には以下のような順番で進めることになります。①不安と向き合う
②不安を解消するためにどうしたらいいのか、じっくりと考える
③少しずつでも行動する
例えば、「老後のお金が足りるか不安」な場合には、不安と向き合った上で収入を増やしたり、節約をして貯金を捻出できないかを考えてみます。さらに毎日、コツコツと節約したり、収入を増やすための仕事を探すなどの行動をするといいでしょう。
お金があるだけで、叶えられることもありますが、お金だけでなく、趣味の生活や友人関係は、自分が「このようにしたい」「このような関係を築きたい」ということに取り組んでいきましょう。