人間関係

トラブルを乗り越えられる「壊れない夫婦」の特徴4選! 離婚していく夫婦と何が違う?

夫婦間で何か問題があった時に、トラブルを乗り越えられる夫婦と、関係が悪化し、離婚に発展してしまう夫婦がいます。両者には、どんな違いがあるのか、解説していきます。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

トラブルを乗り越えられる夫婦の特徴とは? 関係が壊れていく夫婦との違い

トラブルを乗り越えられる夫婦の特徴とは? 関係が壊れていく夫婦との違い

夫婦間で何か問題があった時に、トラブルを乗り越えられる夫婦と、関係が悪化し、離婚に発展してしまう夫婦がいます。両者には、どんな違いがあるのでしょうか。
<目次>

トラブルを乗り越えられる夫婦1:コミュニケーションをきちんとっている

夫婦間で問題が起こった時、互いにきちんと話し合おうと思えるかどうかは重要です。問題に触れてしまうと離婚に発展してしまうからといってあやふやにしたり、逃げようとしたりする人もいます。その場合、離婚を先延ばしにはできるかもしれませんが、関係性(信頼)が壊れてしまうことは多いもの。

それでは「仮面夫婦」になりかねません。やはり夫婦は共に信頼し合っていないと、いい関係を保てないものなのです。

また、どちらかが一方的に自分の言い分を押し付けて、相手を従わせるような形だと、我慢している方がストレスの限界に達した時、離婚に発展しやすくなるもの。だから、日頃から互いによく話し合い、折り合いをつけることが必要です。

トラブルを乗り越えられる夫婦2:価値観が似ている

「折り合いをつけるのが大切」とはいっても、あまりにも夫婦で「生きる上で大切にしている価値観」が違いすぎると難しくなります。

例えば、“人生の選択”において、「豊かな生活をすることを重視する人」もいれば、「お金持ちにならなくても、人として正しく真っすぐ生きることを大切にする人」もいます。夫と妻で別々の価値観を抱いている場合は、折り合いをつけられないことも出てくるでしょう。

互いが自分らしさを失ったまま共に生きていかなくてはいけない時は、無理に合わせないで別れた方が幸せになれることもあります。

だから、夫婦はある程度、「生きる上で大切にしている価値観」は似ている方が、関係は長続きしやすいのです。その方が、問題が起こった時も判断基準が似ているので、互いに納得した解決方法をとることができる可能性は高いでしょう。

トラブルを乗り越えられる夫婦3:根本的な部分で信頼し合っている

結婚生活が長くなると、恋愛のドキドキ感はなくなるため、どこか相手に“人として尊敬できる部分”がないと、「共に人生を歩む意味」を感じなくなってしまう場合もあるでしょう。配偶者を信頼していると、何か問題が起こった時も、「この人となら、一緒に問題が解決できる」という確信に近い自信を持てるので、乗り越えやすくなります。

逆に、信頼できない場合は、何か問題が起こると配偶者に失望したり、イライラしたりしてしまうため、「これなら離婚して、1人になった方が楽だ」と感じてしまい、トラブルが引き金となって離婚に発展するケースは多いです。

トラブルを乗り越えられる夫婦4:大きな愛がある

夫婦で「どんなことが起こっても、一緒に乗り越えていくという覚悟や決意があるか」というのは、とても大事なことです。これは、恋愛とは違う「大きな愛」を持っているかどうかにかかっているのです。

書籍『愛するということ 新訳版』(紀伊國屋書店刊、エーリッヒ・フロム著)には、こういった一文があります。

誰かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である

つまり、どんな状況になろうとも、相手がどんな姿になろうとも、相手を愛し抜く(共に生きる)覚悟、決意を持っているのかが、重要だということ。

単に「好き、嫌い」だけの感情だと、人の気持ちは移り変わりやすいものなので、飽きたら好きではなくなることも多いもの。でも、そこに「決意や覚悟」があると、それでも相手と一緒に生きていこうとするし、そうすることで芽生える、恋愛とは違う「大きな愛」があるのです。

そもそも「パートナーを愛し抜く覚悟」はある?

正直言うと、人を愛せる人もいれば、愛せない人もいます。愛せない人は、「相手の魅力がなくなったから、愛が冷めた」と思いがちですが、実は、そもそも自分に「愛する能力が不足している」ことも少なくありません。

人を愛するとは、「“ありのままの相手”を受け止め、成長と幸せを願うこと」です。多くの人がわが子に対しては、このような思いを抱けるもの。自分の子どもがどんな姿になろうが、愛し抜こうとする親は少なくありません。子どもが生まれた時から、「この子を愛し、守り抜く」と決意をし、覚悟を持つ親は多いですしね。

でも、配偶者に対しては「結局は、他人だから」といって、そこまでの思いを抱けない人はいます。それは、決意や覚悟の問題かもしれないのです。配偶者に対しても「血はつながっていないけど、家族なのだから、どんなことがあっても共に生きていく」という決意を抱いていたら、どんなトラブルが起こっても、乗り越えやすくなるのかもしれません。

もちろん夫婦がずっと一緒に生きていく方がいいのか、別れた方がいいのかは、ケースバイケース。場合によっては、離婚した方が互いに幸せになれることもあります。でも、「この人を愛し抜き、どんな状況でも乗り越えたい」と互いに思えることができたら、その夫婦は幸せになりやすいでしょうね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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