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新紙幣はどこでも使える? 券売機、レジ精算機など対応が間に合っていないケースも

20年ぶりとなる新紙幣の発行が、目前に迫りました。新しく発行される紙幣の素朴な疑問について、ファイナンシャルプランナーの川手康義さんがお答えします。

川手 康義

執筆者:川手 康義

ファイナンシャルプランナー / サラリーマン家庭を守るお金術ガイド

20年ぶりとなる新紙幣の発行が、目前に迫りました。新しく発行される紙幣の素朴な疑問について、ファイナンシャルプランナーの川手康義さんがお答えします。

Q. 新紙幣はどこでも使える?

「飲食店やコインパーキングなどの券売機で、新紙幣の対応が間に合わないというニュースを見かけます。新紙幣はどこでも使えるのでしょうか? 使えない場所はありますか?」

A. 業種や企業規模によって、新紙幣対応の進み具合にはバラつきがあり、一部のお店ではキャッシュレス決済のみにする動きもあるなど、対応自体もまちまちです

新紙幣の発行に向けて、金融機関ATMや飲食店の券売機、コンビニエンスストアの自動釣銭機、コインパーキングなどは対応に追われています。

三井住友銀行が、7月3日(水)の新紙幣発行日からATMでの取り扱いが可能とアナウンスしているように、大手の金融機関ATMでは既に新紙幣への対応が完了しているようです。大手コンビニでは、セブン-イレブンが自動釣銭機で新紙幣を対応可能としているほか、ローソンも新紙幣対応の新型ATMを導入していることを発表しています。

そのほか、首都圏でコインパーキングを運営するアイパークも運営中の駐車場や自動販売機において、一部を除いて新紙幣への対応が完了しており、対応パーキングについては「のぼり」を設置するとしています。

鉄道では東京都23区西部・多摩東部を運行する関東バスにおいて、一部路線バスは千円札、空港線、TDR線、台場線、八景島線では千円・五千円・一万円札が対応済みとされている一方、JR四国バス、西鉄バスなどでは7月の新紙幣対応が間に合わないと発表しています。

各社で対応はまちまち、対応可能な紙幣(額面)も異なるので注意

各社で対応はまちまち、対応可能な紙幣(額面)も異なるので注意

新紙幣の刷新発表(2019年)から発行までの5年間のうち、2年半は自動販売機やATMなどの開発・改修等、民間における準備期間とされていましたが、業種や企業規模によって新紙幣対応の進み具合にはバラつきがあり、また一部のお店ではキャッシュレス決済のみにする動きもあるなど、対応自体もまちまちです。

新紙幣が使えるかどうかは企業ホームページの閲覧やお店に問い合わせるなど、個別に確認することをお勧めいたします。
(情報は執筆時の2024年6月末時点のものです)

〈参考〉

三井住友銀行
セブン-イレブン
ローソン
アイパーク
関東バス
JR四国バス
財務省

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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