Q. 毎朝、朝食にウインナーを食べています。やめた方がいいでしょうか?
ウインナ―を毎日食べるのは、健康に悪いのでしょうか?
Q. 「ウインナーには食品添加物が使われていて発がん性があるので、あまり食べない方がいいと聞きました。私は毎朝、朝食にウインナーを食べているのですが、大丈夫でしょうか? 健康のためにやめた方がいいですか?」
A. 「食品添加物=危険」ではありません! 常識的な量なら心配無用です
質問者の方は「毎朝ウインナーを食べている」とのことですが、「毎朝ウインナーだけを大量に食べ続ている」といった極端なケースではなく、トーストやサラダに添えて2本程度を食べている、という理解でよいでしょうか?もしそうでしたら、まったく心配はいりません。過剰に心配する方が体に毒です。
そもそも加工肉が体に悪いという説ですが、これは加工肉を作る時に使われる「亜硝酸ナトリウム」や「硝酸カリウム」などの食品添加物によるものだと思います。これらの食品添加物には、確かに発がん性があります。そのため、これらを使って作った加工肉も危険だ、という説が一般的に広まったのでしょう。
しかし、「食品添加物の発がん性」については、正確な知識を持って、正しく理解することが大切です。「具体的にどのような添加物が、どれくらいの量使われているのか」を正確に理解した上で心配している人は、実はあまりいないのではないでしょうか?
あまり知られていないかもしれませんが、日本には、食品添加物に関する非常に厳しい基準があります。実験用の動物に対して「全く害のなかった量」から、さらに「100倍以上の安全率」を見込み、人間が一生食べ続けても安全だと確信できる量を算出した上で、その量を超えない範囲での使用を認めています。そのため、日本国内で市販されている食品は、このルールに則ったものだけです。特定の食品を常識的には考えにくい量で毎食食べるのは、栄養面からも問題がありますが、常識的な範囲で食べる分には危険はありません。手軽でおいしい食品なのですから、普通に安心して食べて大丈夫です。
さらに詳しく知りたい方は、『加工肉は体に悪い?「ハムは発がん性がある」は本当か』をご覧ください。