食費を節約するためには、食材をできるだけ安く仕入れることが大切ですが、上手に使い切ることも重要です。そのために食材の保存方法の知識や料理のレパートリーを増やしましょう
行きつけのスーパーをリサーチしよう
食材を購入するとき、行きつけのスーパーや買いに行きやすいスーパーがあると思います。まずは、それらのスーパーがどのようなサイクルでセールを行っているのか確認してみましょう。基本的にスーパーの商品は、コンビニの商品に比べて安価で販売されていることが多いのですが、セールのときには、さらに割引価格で購入することができます。
セールの種類はスーパーによって違いますが、大まかに曜日ごと、時間限定、キャンペーンセール、毎月1~2回のセールがあります。曜日ごと、時間限定のセールの場合、周期が明確になっていますので、特定の商品が割引価格で購入しやすくなります。
一方、キャンペーンセールでは企業とタイアップして行われることが多く、加工食品や菓子類が対象になることが多いようです。また毎月1~2回のセールは、多くの商品が割引価格になっており、週末の一定期間に日替わりで割引価格を販売します。
できるだけ安く購入したいなら、セールのサイクルをつかむことです。セールのタイミングや商品の傾向が分かれば、同じ商品をできるだけ安い価格で購入することができます。
いずれのセールであっても、店頭での告知の他、チラシで確認することができます。チラシはスーパーのHPにもアップされていますので、確認してみましょう。
目指せ!底値買い!!
底値買いとは、文字通り商品を底値で購入することです。スーパーでは、セールごとに価格を変えて販売していますので、どのセールが安いのかをチェックをし、そのときにあわせて購入するとよいでしょう。そのためには「底値買いノート」を作成し、通常価格、セール価格、最安値等に分けて記録しておき、底値になるタイミングを待って購入するのがオススメです。とはいえ、食材ですので、買いたいタイミングはモノによって違います。常に底値買いをすることが実質的に無理です。
底値買いに向いているのは、保存期間の長い調味料、冷凍食品、パスタや乾麺、加工食品類等です。ただし生鮮食品でも、冷凍保存をすることで一定の期間は食べることができるでしょう。機会があれば底値買いを狙ってみましょう。
下処理&期限を設けて食材を保存する
生鮮食品等を底値になるタイミングで購入する場合、生ものですので、消費期限は短くなります。購入後には、鮮度の良いタイミングで使い切れる量は冷蔵庫で保存し、それ以上のものは、火を通して冷凍庫で保存してみましょう。野菜類なら茹でたり、炒めたりした後、冷ましてから冷凍します。肉類は、小分けにして冷凍すればOKです。
また、ニンニクは比較的長く保存できる野菜であり、スタミナ食なので底値のタイミングで購入するのがオススメです。しかしそのまま保存してしますと、使うたびに「まな板や包丁等」にニンニクの臭いがついてしまい、利用するのを敬遠する人もいるようです。
そこでオススメしたいのが、購入時にすべて下処理をしておくことです。購入してきたら、そのまま使うものを除き、みじん切りやスライスしておき、それぞれ瓶に入れ、サラダオイルに漬け込んで保存すればOKです。ニンニクは一度の処理ですみますので便利です。
さらに、サラダオイルに変えて醤油に漬け込めば、ニンニクだれを作ることができます。ニンニク風味の醤油は調味料としても使えます!
冷凍食品は長持ちするイメージがありますが、保存期間が長くなると、確実に味は落ちてしまいます。冷凍食品は購入してからなるべく早めに使い切るとおいしく食べられます。
その他、炊いたご飯、パン等も冷凍できます。ご飯は1膳分ずつ、パンはい1つずつラップに包んで保存しましょう。いずれも早めに消費するのが望ましいです。
何を保存する場合も、保存開始日と保存期間を明記しておき、食材の管理をすることが大切です。
どのような食材がオススメかは個人の好みはありますが、健康のバランスを考えてバランスよく食事ができるように購入しましょう。ちょっと面倒ではありますが、底値買い&保存を活用すれば、支出を抑えるのに役立ちます。ぜひ、チャレンジしてください。