交流が増え、義母の度重なる失言に疑問が生じた
義母の口癖? どこかモヤる「おいしくないけど」
「子どもができてから義母と近くなった」というサトエさん(40歳)。共働きで8歳と5歳の子がいるが、特に上の子は学童終わりに近所の義実家で面倒を見てもらうことが多い。「上が小学校に入ったらかえって時間的に不自由になって。一時は退職すら考えたんですが、義母が『早く帰れないときはうちで見るから』と言ってくれた。それは本当にありがたかったんですが……」
あるとき義母の好きな和菓子を持って行った。喜んでくれたのだが、翌日、義母の友人がいるところに偶然遭遇すると、義母が彼女の帰りがけに「ねえ、これ持っていって」と小さな袋を渡している。
「たいしておいしくないんだけどね、と義母が渡した袋をその友人が確認しているのを見てしまったんですが、前日に私が義母にあげた和菓子でした。前日にはわざわざLINEしてきて、お菓子おいしかったわと言っていたのに。でも内輪のことだから、友人には謙遜したのかなと思っていたんです。それでも私の目の前でそういうことを言うのは失礼だなと、ちょっとカチンときたんですけどね」
実母からの贈り物にも義母は……
気にしないようにすると決めても、なんだかモヤモヤすることはあるものだ。同じようなことはその後もあった。「私の母から義母のところに贈り物をしたと連絡があったんです。いつもあなたがお世話になっているからって。うちは田舎ですが、近所にとってもおいしい焼き菓子を売っているお店があって。あそこのなら気に入ってもらえるよねと話していた数日後、義実家に家族で行ったら、義母が『たいしておいしくないのよ、これ。食べてみて』って。
私の母が送ったのを忘れているのかもしれないし、もしかしたらただの口癖なのかもしれない。でも私としてはいい気持ちがしませんでした。夫が気づいて『これってサトエのお母さんが送ってくれたんじゃないの?』と聞くと、そうだったかしらって。その口調がなんだかわざとらしかったんですよ。『あなたたち、そんなことまで話してるの?』って言ってましたから」
これはもしかしたら、義父母の関係が問題なのかもしれないとサトエさんは感じたという。
>発言の背景には、義父が原因のある事情があった