【名古屋の気候】
暑くて寒い名古屋は、日本の気候の縮図
本州の真ん中に位置する名古屋は、気候も日本の四季の特徴を網羅する
名古屋の気候は比較的穏やかとされていますが、一方で「名古屋の気候に慣れれば、日本中のどこでも過ごせる」とも言われます。これは、夏は蒸し暑く、冬は北風が冷たく、太平洋側の他の都市と比べて、寒暖の差が激しいという一面もあるから。梅雨と秋は雨量が多く、台風の上陸もしばしば。本州のちょうど中間に位置するだけあって、1年を通して日本の気候的特徴がもれなく網羅される土地と言えます。
たま~にだがこんなに雪が積もることも
冬は雪はそれほど降りませんが、年に1~2度ドカッと降って交通が麻痺するほど積もることもあるのでご注意を。特に名古屋高速は、雪対策が十分でないので、少々の積雪で通行止めになることも珍しくありません。
蒸し蒸しの暑さ対策は地下街・喫茶店・水道水
地下街の喫茶店が人気なのは名古屋の蒸し暑さにも要因が(?)。写真は栄地下街の「喫茶コンパル」
とりわけやっかいなのが夏の蒸し暑さ。この季節の平均湿度は70%を越えるほどで、とにかく蒸し蒸し。沖縄のような陽射しの強い暑さは、日陰に逃げ込めば避けられるのですが、街中をねっとり包み込むような湿度は、屋外では避けようもないので、地下街や喫茶店に逃げ込むくらいしか手がありません。
ちなみに水道水のおいしさには定評があるので(「名水百選」のひとつ・木曽川が水源のため。平成19年の市政アンケートでも『名古屋の誇れるところ』の第2位に「水道水がおいしい」が挙げられています)、街中での水分補給に活用してください。