夫の逆ギレ
あまりの夫のふるまいにキレてしまったものの……
「主婦なんだから家族の食事くらい作ったっていいだろ。どうせ作るんだから少し多めに作って置いておいてよと言いだして。私はこの10年、ずっとあなたに合わせて生活してきた。子どもができてからは子どもに合わせ、さらにあなたに合わせて。子どもは自分でできないから仕方がない。だけどあなたは大人なんだから、自分の食べたいものくらい自分でどうにかできるでしょ。
食べてくるなり買ってくるなり作るなり、好きなようにしてくださいと最後は敬語で突っぱねました。すると夫は『妻の反乱か』と。いや、反乱じゃないよ。もうあなたに合わせる人生が嫌になっただけ。そう言ったら夫は『離婚したいの?』って。現状か離婚かのふたつしか選択肢はないのかと、がっかりしましたね」
夫は実は料理上手だ。ひとり暮らしが長かったので家事はもちろんできる。新婚当時、アヤカさんは夫に家事をさせるのが「なぜか忍びなくて」、いいよ、私がやるよと夫が家事をするのを阻止してしまった。それから夫はほとんどしなくなったのだ。
だが子どもがふたりになった今、ふたりきりのときと状況が変わったのはわかっているはず。たまには自分が早く帰ってきて食事を作るよとか、帰る30分前には連絡をいれるよとか、家族に合わせた行動をとることも必要なのではないか。アヤカさんはそう言いたかったのだが、夫はわかっていなかった。
「押しつけがましいんだよ」と夫は言う
「10年の間に何かが変わっていって、何かがすれ違っていって。もうわかりあえないのかと、けっこう絶望的な気持ちになりました。最終的に夫は『だいたいきみは、家族のためとかあなたのためとか押しつけがましいんだよ』と逆ギレ。わかった、だからあなたの食事は作らないって言ってるじゃない。もう食べてくれって押しつけないから、それでいいでしょと私も言い返して冷戦状態に突入しています」夫の食事を作らなくなって、確かに時間的にも精神的にも楽にはなった。だが一方で、夫との関係がこれでいいのかとストレスはたまっていくのを感じているとアヤカさんはつぶやいた。