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「新NISAで早くも失態……」46歳会社員男性が後悔する新制度と投資の落とし穴

All Aboutが募集している「投資の失敗エピソード」から、投資を行う中でやってしまいがちな失敗事例を紹介。今回は神奈川県在住46歳男性が後悔している投資の失敗談です。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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株価が順調に推移している時だからこそ、意識しておきたい投資にまつわる数々の落とし穴。ここではAll Aboutが継続的に募集している「投資の失敗エピソード」から、まわりの方がどのような失敗や後悔を経て今に至るのかをみていきます。

理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

投資の失敗エピソード・回答者プロフィール

投資の失敗
年齢性別:46歳男性
同居家族構成:本人、妻(47歳)、長男(12歳)
居住地:神奈川県
お仕事:会社員
世帯年収:本人650万円、配偶者なし(専業主婦)
世帯金融資産:現預金1000万円、リスク資産1870万円
投資を始めた年齢や時期:45歳(2023年)

■リスク資産内訳(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・米国株:800万円
・日本株:70万円
・投資信託:1000万円
※うち、つみたてNISA(旧NISA)100万円、新NISAつみたて投資枠10万円、成長投資枠160万円利用

「成長投資枠の復活が翌年になるとはつゆ知らず」

実施されたばかりの新NISAでさっそく失敗をしてしまったという今回の投稿者男性。

「新NISAにて早くも失態。成長投資枠の購入で、売却後の購入枠が戻るのが翌年とはつゆ知らず、つい先日、1月時点で枠の約3分の1程度を売却してしまった」そう。そのため「リセットまであと11カ月も待たなければならない状況となった」と語ります。

1月時点ですでに成長投資枠の年間の上限である「240万円」を利用していたと記載があり、制度について把握してなかったことで、今年の約80万円分の枠が利用できなくなったようです。

「株価が下がっても気にしないとはよく言うが……」

そもそも、いきなり売却してしまった理由について「下落株の売却だった」そうで「マイナス30万円程度の損切りで済んだと思う」とコメント。

元々のスタンスは「株価が下がっても気にしないつもりだった」とのことですが、「いざ下がると含み損に耐えきれなかった」と本音を語ります。

リターンの観点からなるべく早い段階で一括投資を行う方針だったのかもしれませんが、いざ株価の下落に直面した場合、気持ちが耐えられるかどうかは試算上のリターンとは全くの別ものだということが今回のエピソードから分かります。

「まだ投資を勉強中の身であり、臨むにあたっての胆力が身についていない。程々の損切りで済んだと思う一方、実は未だに『もしかすると以降、高騰したかも』と後悔の念もあり煮えきらない」と心境を述べられます。

「失敗を糧に初心に返って投資を行う」

今回の失敗から学んだことは「胆力」、失敗を踏まえて他人へアドバイスするならという問いにも「胆力」と回答された投稿者。

後悔が募る中でも、現在は投資に対して「俯瞰して臨む。個別株でも偏りが無い様に分散させる」ことを心がけられているそうです。

また、新NISAを含めたこれからの投資戦略についても改めて「基本に立ち返って、長期、分散、積み立て」を意識して臨むとコメントされていました。

※皆さんの投資の失敗エピソードをこちらからぜひお寄せください

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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