ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
35歳・年収550万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は東京都に住む35歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
本人、妻(32歳)、子ども(5歳)
■金融資産
世帯年収:本人550万円(配偶者の年収は不明)
世帯金融資産:現預金2200万円、リスク資産350万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)/一般NISA:2015年から
・ビットコイン:2021年から
2015年から米国のETF(上場投資信託)である「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF VTI」に積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
投資額については毎月調整しているそうで、「毎月1口でスタート。当時は1口/100ドル前後から。その後は株価の調子が悪い時は3口だったり、調子が良い時は1~2口に変更し、その時の市況に合わせて積立金額を変えている。安い時に多く、高い時は少なく、これをシンプルに継続しています」とのこと。
運用開始から約8年経過した今の運用実績は「元本約210万円→運用益込305万円」と順調の様子ですが、「開始5年までは順調に右肩上がりで推移したが、それ以降は地政学的リスクやパンデミックに遭遇し、一時は運用益が-40%近くまで落ち込む」こともあったそう。
「その後は一進一退を重ね、FRBの利上げやインフレ懸念などの影響をモロに受けて6年目以降はマイナス成長に。ただ、最近のインフレ圧力の後退で利上げ打ち止め観測が市場に表れ、今現在では再び運用益はプラス15%ぐらいになっている」と分析されています。
また別途2021年からビットコインに「毎月1万円」積み立てていて、こちらの運用実績は「元本約27万円→運用益込47万円」。「上がったり、下がったりを繰り返し、今現在ではプラス100%近くの運用益が出ている」と、こちらも好調のようです。
35歳・年収550万円会社員男性の思う積立投資のメリットや2024年からの新NISAの予定は?
積立投資を始めてよかった点として、「ありきたりな言い方ではありますが、経済に対して敏感になったこと。そしてなにより、ストレスフリーで資産形成ができるところがとても良い。結果的に運用益も出ていますし、積立投資を始めて本当に良かったと思っています」とコメント。「積立投資を始めたことで、考え方が貯蓄から投資に変わり、資産形成に対する取り組みがとても変化した。その結果、投資に回す金額が増え、もちろん上がり、下がりはあるものの、ドルコスト平均法が力を発揮して、5年目には資産が1500万円に達成。8年目では2000万円を超える資産が形成できた」と振り返ります。
いっぽうで、「毎月、無理のない範囲で。また、なくなってもいいと思えるぐらいの余裕資金で投資は行うこと」は常に心がけているそう。
新NISAについても「枠が大きくなったとはいえ、私は身の丈に合った投資で、今まで通りのスタンスで無理なく継続する予定です」と冷静に捉えているようです。
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