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2024年1月12日から募集となっている個人向け国債・変動10(第166回)の金利は「0.40%」です。今回は、個人向け国債・変動10を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのか解説します。
個人向け国債・変動10を「金利0.40%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・変動10(金利0.40%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。《半年後にもらえる利息》
・100万円×0.40%×1/2(半年間であるため)=2000円
実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「406円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税及び復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。
そのため、個人向け国債・変動10を金利0.40%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「2000円-406円=1594円」です。
参照:変動10年「第166回債」/財務省
個人向け国債・変動10の中途換金について
個人向け国債・変動10年は満期まで10年もあります。個人向け国債を購入した後に、お金が必要になった場合は「中途換金」ができます。中途換金とは、個人向け国債の満期前に、その一部または全部を換金することです。ただし、中途換金ができるのは、購入後1年が経過した後でなければいけません。また、中途換金時には、直前2回分の利息相当額(税引き後)だけは差し引かれる点も注意しましょう。
また、中途換金は、「1万円単位」で手続き可能です。必要分だけを中途換金して、残りは満期まで置いておくこともできますので、柔軟に考えるようにしましょう。
個人向け国債・変動10を満期まで持っていたときの利息額は?
個人向け国債・変動10年は、利率が半年毎に変ります。次は、仮のお話となりますが、冒頭にお伝えした「金利0.40%」のまま満期までの10年間でもらえる利息を考えてみましょう。個人向け国債・変動10を金利0.40%で100万円購入して、10年後の満期時までに持っていた場合、受け取る利息は「4万円」です。ただし、受け取った利息から、税率20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%と住民税5%)の「8126円」が差し引かれるため、実際の手取りは「3万1874円」になります。
個人向け国債は、取り扱いのある金融機関であれば購入可能です。できるだけお得に買いたい!という方は多いはず。そのような場合は、金融機関各社が行っている、国債の購入金額に応じてキャッシュバックが受けられるキャンペーン情報をチェックするようにしましょう。ただし、どんな場合も「無理のない範囲」で購入することが大切です。