そんな出品者のお悩みを解決してくれるのが「自動価格調整」です。早速使い方や注意点などを解説していきます。
自動価格調整とは?
メルカリの「自動価格調整」は、出品中、価格が毎日100円ずつ下がっていく機能です。ここまで下げるという最低販売価格は出品者が決めるので、際限なく下がるわけではありません。自動価格調整を設定してから24時間後に、100円下がります。100円下がるタイミングは出品者にも通知されず、ひっそりと値下げされていくイメージです。自動価格調整が設定できるのは、販売価格が400円以上の商品です。
自動価格調整の設定の仕方
自動価格調整は出品時、もしくは出品後の「商品の編集」画面で設定できます。1. 「出品中に自動で価格を調整する」のボタンがあるので有効にしましょう。
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最低販売価格を設定します。「この価格に達したら、以降の値下げはない」という金額です。
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この後はいつものように、出品したり更新したりすればOKです。
ユーザーは、自動価格調整が設定されているかどうかは確認できません。
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翌日には、自動的に100円下がり、1400円になっていました。
自動価格調整には注意点も
価格が自動的に100円ずつ下がっていくので、出品者が自分で値段を下げる手間はなくなります。値下げのタイミングを考える必要もなくなりますから、メルカリの値下げにまつわるモヤッとした悩みは大幅に解消できるのではないでしょうか。一方で注意点もあります。値下げは100円ずつ行われますから、販売価格によっては下げ幅が大きく感じることもあるのです。例えば、5000円の商品と1000円の商品では、100円の値下げのインパクトが違います。「1000円の商品なら、50円幅で値下げができてもいいのでは?」と思ってしまうかもしれません。
またアクセス数やいいね!の数が少ない商品の場合、自動価格調整で値段を下げてもあまり効果が見られない恐れもあります。この機能は、興味を持っているユーザーがいて、値段が下がるのを待っているからこそ役立つものだと思われます。
ただ、いいね!をしてくれたユーザーには、違う方法でもアピールできます。
いいね!が付いているなら「アピール機能」を使うのもおすすめ
メルカリでは「アピール機能」(5%以上価格を下げて、いいね!してくれたユーザーにアピールする機能)を使ったり、10%以上値下げしたりすると、ユーザーに通知が行くようになっています。
自動価格調整による値下げが10%以上になれば、価格が下がったことを通知できますが、そうでない場合はアピール機能を使う手もあります。例えば1500円の商品を自動価格調整によって100円下げても、いいね!した人には通知されませんが、アピール機能で5%(この場合75円)下げれば通知されるのです。
なお、アピール機能は1回しか使えませんので、自動価格調整と使い分けるのも方法のひとつです。
毎日自動で値段が下がっていく自動価格調整は、出品者の商品管理が楽になるシステムだと思います。送料を含めて最低販売価格を決めつつ、うまく活用していきたいですね。