そこで今回は、20枚まで掲載できるようになった商品写真の活用方法を、具体的な例を含めて紹介していきます。
写真は20枚載せるべき?
結論から言うと、無理をして20枚掲載する必要はありません。写真が多いと伝えられる情報は増えますが、逆に考えると購入者側のチェック項目が増えてしまうとも言えるのです。同じような写真が何枚もあると目障りになることもありますから、例えば新品やダメージが少ない商品であれば、載せる写真を無理に増やす必要はないでしょう。
掲載できる写真が多いことのメリットは?
掲載できる商品写真が20枚までになったことは、次のような商品の出品に役立ちます。■傷や汚れが多い商品
メルカリでは、商品のダメージをきちんと伝えて出品することが購入者からのクレームを避ける方法になります。しかし傷や汚れが多い商品の場合、10枚の写真では状態を伝えきれないこともありました。例えば靴です。
・靴の出品に必要な写真
靴を出品する際は、まず全体の写真が必要です。 続いて、横から撮影した写真。ヒールがある靴の場合は、高さが伝わりやすくなります。
・細部を写した写真も
さらにつま先、かかと、靴底、靴の中など、細部を写した写真も載せます。 このように、撮影する箇所はどうしても多くなりがちで、他にもダメージがあればもっと多くの写真が必要になります。実際に筆者も10枚では足りないと思ったことがありますが、20枚掲載できるようになったことで、商品の状態を丁寧に伝えられると思っています。
■アピールポイントが多い商品
デザイン性が高い商品の場合、アピールしたいところがたくさんありますよね。あるいはおもちゃなど変形できる商品の場合は、それぞれの変形パターンも見せたいところ。そうしたアピールポイントを撮影して写真を載せれば、商品の良さをもっと伝えることができます。
■まとめ売りの商品 まとめ売りをする場合、1枚目は全体が写っている写真を掲載しますが、2枚目以降は個別の商品の写真を載せることで詳細が伝わりやすくなります。
例えば洋服のまとめ売りなら、購入者は1着ごとの情報も欲しいと思うもの。そこで説明文にそれぞれの情報を書いておくのも良いかもしれませんが、商品が多いと言葉で説明するのが煩わしくなる場合もあります。写真で伝えることができれば、出品者も楽になるというわけです。
今後期待したいのは「動画」機能
掲載できる写真の枚数が増えたのは、メルカリユーザーにとって朗報です。今後期待するのはやはり、動画で説明する機能でしょう。Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)では導入されていますが、動画によって商品説明ができたら、出品の手間がかなり軽減されると思います。話しながら商品を説明できますし、家電の動作確認なども済ませられるので、説明文は簡潔にまとめられます。音が出るおもちゃなども、動画ならばその音をきちんと伝えられるでしょう。
なかなか難しい課題もあるのでしょうが、メルカリでも動画で出品ができるようになる日を心待ちにしたいと思います。