下品どころの話じゃない、気味の悪い夫の悪ふざけ
最近になって、性加害問題のニュースを見ていた娘が「パパも『ソーセージを持ってるよ』って言ってた」と呟くのを聞いて、はるかさんは離婚を決意しました。「なんて下品なことを。娘にそんなことを言うなんて許せない!」
一眼レフに残る画像を目撃して以来の疑惑が確信になった瞬間でした。はるかさんは続けます。
「娘のいないところで夫を問いただしたところ『軽い冗談だ』と言い訳しましたが、私にとっては冗談で済むことではありません。今後、娘が成長する前に夫と離れなければと決心しました。私の気持ちは決まっていますが、子どもたちに離婚の理由をなんて説明しようかというのが、今の一番の悩みです。考え過ぎかもしれませんが、一度疑ってしまうと怖くて怖くて」
子煩悩な優しいパパの知られざる一面。
こうした嗜好が絡む問題は話し合いをしようとしても、「それは違う」と否定されてしまえばそれまで。これまで築き上げた夫婦間の信頼が、一気に崩れ落ちてしまうのです。
はるかさんの場合は自分の直感を信じて離婚を決断しましたが、もちろん、勘ぐりながら結婚生活を続けるという選択肢もあります。ただ、信頼関係がないままに何十年も過ごすのはきついですし、もしも犯罪に発展したら……と思うと不安はつのるばかりです。
筆者は数年前も類似の相談を受けたことがありました。夫しか乗らない車の荷台の箱にブルマーが入っているのを妻が発見し、疑念を抱いた妻が夫の引き出しを調べてみたところ体操服姿の女子高生の写真が出てきたそうです。
「単なる趣味の域だ」と夫に釈明されたようですが、この女性もまた離婚を選択しました。
まとめ
何が真実かわからない時は、自分自身で決めるしかありません。少しでも疑念が生じたら、見過ごさずに向き合ってください。また、「それ以外はいい夫」という概念は捨ててください。「うちでも起こるかもしれない」ことと捉え、一度自分たち夫婦の様子を俯瞰してみることをおすすめします。