月9ドラマ『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』は横浜がロケ地！ 二宮和也演じる“誠司”の逃走ルートを巡る

2023年10月期放送の月9ドラマ『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』（フジテレビ系）は横浜を舞台にストーリーが展開していきます。二宮和也さん演じる勝呂寺誠司の逃走ルートを中心に、第1話と第2話に登場する横浜のロケ地を巡ってみました（画像は筆者撮影、一部提供）。
 

『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』とは

『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』は、2023年10月期にフジテレビ系で放送されている月9ドラマ。二宮和也さん、中谷美紀さん、大沢たかおさんのトリプル主演が話題となっています。人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語です。

二宮さん演じる逃亡犯・勝呂寺誠司（すぐろじ・せいじ）、中谷さん演じる報道キャスター・倉内桔梗（くらうち・ききょう）、大沢さん演じる孤高のシェフ・立葵時生（たちあおい・ときお）、別々の人生を歩んできた3人の男女の物語が同時並行で進行していくのですが、次第に運命の交錯へと導かれていきます。

演出は『HERO』シリーズ（2001年、2014年）、映画『マスカレードホテル』シリーズ（2019年、2021年）などを手がけた鈴木雅之さん、脚本は『翔んで埼玉』（2019年）で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一さんというヒットメーカーが手がけるエンターテインメント作品となっています。
 

第1話の冒頭でみなとみらいの遊園地が登場

第1話の冒頭の回想シーンでは勝呂寺誠司、倉内桔梗、立葵時生が同じ遊園地に集っていました。ここは、みなとみらいにある都市型立体遊園地「よこはまコスモワールド」。シンボルの大観覧車「コスモクロック21」が印象的に映し出されていました。

クリスマスツリーが設置されていたのは、さくら通り側「ブラーノストリート・ゾーン」の中央広場です。まだ暑さが残る時期に撮影されたものと思われます。
 

勝呂寺誠司の逃走ルートは？

2023年12月23日23時30分、勝呂寺誠司は横浜・クリングル号記念公園で痛む頭を押さえながら目を覚まします。このシーンのロケ地は「日本丸メモリアルパーク」です。 誠司の目の前には頭部を撃たれた死体が。自分がこの男を殺してしまった……？ 不安と恐怖に襲われる中、パトカーのサイレン音が聞こえてきます。落ちていたスマホからは「早く逃げろ！」との男の声が。この声を合図に、誠司は横浜の街を逃げ回ることになります。 誠司の逃走ルートは、元町の代官坂トンネル→洋食葵亭→よこはまコスモワールド→旧東急東横線横浜～桜木町駅の高架下→日本郵船歴史博物館の前→フランス橋（歩道橋）→山下ふ頭。ここで中川大志さん演じる笛花ミズキ（ふえはな・みずき）の車に乗り込みます。実際にはつながっていないルートです。    

国際犯罪組織「アネモネ」の拠点はどこ？

検問を突破してたどり着いたのは、国際犯罪組織「アネモネ」が運営しているバー「ADONIS045」。この内観のロケ地となっているのは、新山下にあるライブハウス「横浜ベイホール」。シャンデリアが特徴です。

そして、その入口として使われているのは、日本大通りの「THE BAYS（ザ・ベイス）」。横浜DeNAベイスターズが運営するスポーツを軸にした複合施設で、1928年に建てられた旧関東財務局横浜財務事務所をリノベーションしたものです。 1階はライフスタイルショップ「Lifestyle Shop +B」とカフェ「CRAFT BEER DINING &9」となっているので、中に入ることができます。 その後、アジトを抜け出した誠司が聞き込み中の刑事に見つかったのは、横浜中華街の「龍鳳酒家」の前。その後、走り抜けたのは野毛の都橋商店街ビルです。 そして中村アンさん演じるフリージャーナリストの八幡柚杏と出会い食事をしたのは、本牧にある老舗中華料理店「華香亭」です（11月2日まで休業中だそうです）。
 

倉内桔梗が勤務する地方テレビ局は？

倉内桔梗は地方テレビ局「横浜テレビ」の報道キャスター。「横浜テレビ」のエントランスとして、関内の横浜メディア・ビジネスセンターが使われていました。第2話、桔梗が玄関脇に置いている自転車で学生時代の友人に会いに行くシーンで登場。ちなみにこのビルには、実在する地方テレビ局「tvk（テレビ神奈川）」が入居しており、第1話の取材協力に名を連ねていました。 横浜テレビの報道フロアのシーンでは、ハマっこキャラクター「ブルーダル」のうちわが映り、目が釘付けに！ よく見ると、横浜をテーマにしたお土産グッズ「メイドインヨコハマ」のグッズがあちらこちらに登場していました。
 
ドラマの美術スタッフが横浜ランドマークタワーにある同ブランドのショップに立ち寄った際、「小道具に使えそう！」と目を付けたのだとか。 また、第2話で桔梗と福本莉子さん演じる後輩の新人記者・立葵査子（たちあおい・さこ）が話をしていた場所は、横浜赤レンガ倉庫2号館の壁面の前。座って話していましたが、実際にはベンチは置かれていません。

立葵時生がシェフの「洋食葵亭」は横浜・関内にある？

こんにちは、洋食葵亭でございます。

みなとみらいも徐々に秋の気配が深まってまいりました。ビーフストロガノフが美味しい季節でございます。
本日も、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

2023/09/28 pic.twitter.com/0Xf9dLO4SG

— 洋食葵亭 (@aoitei_yokohama) September 28, 2023

「洋食葵亭」の公式X（@aoitei_yokohama）のプロフィールには「横浜・関内で三代続く洋食葵亭でございます」とあります。しかし、これは架空の設定で、残念ながら関内には実在しません。

外観は、神奈川県小田原市にあるレストラン「L'OFFICINA DEL CIBO（
ロフィチーナ デル チーボ）」が使われています。1925年に建てられた洋館とのことで、レトロなデザインが印象的。
 

地元横浜に根付いて80年。洋食葵亭でございます。
横浜を愛する当店では、山下公園の銅像「赤い靴はいた女の子」の靴下やタオルを取り扱っております。レジ横に置いてございますので、どうぞお手にとってご覧ください。

2023/10/11 pic.twitter.com/oFN9McNina

— 洋食葵亭 (@aoitei_yokohama) October 11, 2023

この洋食葵亭にも「メイドインヨコハマ」の赤い靴グッズなどが登場します。
 

謎の男・真礼が愛犬と暮らす洋館は？

冒頭でサンタクロースに扮していた、佐藤浩市さん演じる真礼（まれい）。横浜の自宅で愛犬・フランを飼っているということ以外、全てが謎に包まれています。真礼が暮らす洋館は山手にある「BBスタジオ YOKOHAMA HILL」。昭和初期に建てられ、外国人の住居として使われていた本物の洋館です。現在は貸スタジオとなっています。

今後、どのようにストーリーが展開するのか……横浜のロケ地を巡って、登場人物の気分を感じてみてはいかかでしょうか。

ロケ地を訪問する際は節度のある行動およびマナーを十分心がけましょう。私有地や侵入禁止場所には絶対に立ち入らないでください。

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