ここではAll Aboutが9月から募集している「資産運用の成功体験エピソード」から、ほかの方が資産運用にどのように取り組まれているのかを紹介。
他者の資産運用エピソードを通して、ご自身の運用方針を決めたり顧みるきっかけになると幸いです。
退職金のない39歳共働き女性の資産運用のきっかけと取り組み方
■家族構成
夫、子1人
■金融資産
世帯年収：本人450万円、配偶者650万円
世帯金融資産：現預金300万円、リスク資産700万円
■リスク資産の内訳
積立NISA：90万円
日本株：72万円
投資信託：73万円
確定拠出年金（401k）：260万円
積立保険：240万円
退職金や年金に期待できないと語る今回の投稿者。
「夫婦共に退職金がない会社に勤務しており、また年金も頼りにできないかもしれないという話を聞いて」投資を始めようと思ったそうで「出産を機に、資産運用により力を入れるようになりました。お金を元に子供の将来を狭めたくないと感じたことも力を入れたきっかけです」と語ります。
39歳・資産1000万円女性の具体的な資産運用の実践方法は？
ではどのように運用を実践しているのでしょうか。いただいた情報を抜粋すると、・投資信託の積み立て
・確定拠出年金（401k）への加入
・日本株の値上がり益と配当金狙い
・日本株の一部スイングトレード
を実践しているとのこと。
「金融資産1億円を目指しています。普段の生活費が50万円ほどなので、1年間に600万円、定年後20年そのままの生活を続けた場合に1億2000万円となります。定年退職までに1億円を貯められれば、年利5%計算で500万円は増えるので、資産をあまり減らさずに生活ができると考えています」とコメント。
また「今はお金をいっぱい使っているという自覚が夫婦共々あります。今は支出しているが老後には車に関係する費用など支出が減る部分もあると考えています。あくまで最終的な目標なので、まずは金融資産3000万円（アッパーマス層）を目指したいと思います」と目標を定めているそう。
退職金のない39歳共働き女性の投資で心がけている点とは？
これから先を見越して投資を実践している今回の投稿者。「散財しすぎた！と思っても着実に資産が増えており将来への不安が減る。また、先に投資に使うお金は避けてしまっているため、残ったお金の中で生活をすればそのお金がなくなっても増えていることが多い。個別株がマイナスになっても投信積立が大きくプラスを出してくれているため気にならない。投信積立は、暴落したら入金額を一時的に増やしたいと思っている」と投資を始めて良かった点を語ります。
一方で、「無理をしてしまったなと思ったのは、生活防衛費を貯めずに入金力をあげすぎてしまい、手元の現金がなくなったこと」。また「株主優待が欲しくて購入した個別株がその後の業績が落ちて下落したことです。その当時は株主優待が欲しくて購入したものの案外使う機会もなく、株価は回復するだろうと信じ、結局そのまま待ち続けてプラスに転じた段階で手放しました」と失敗談もコメント。
そのため「現金をある程度取っておくこと。まだ働いていて毎月お給料が入ってくるのでリスクは高めにとりつつバランスよく運用していくこと」を心がけているそうです。
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